自宅で楽しむ現代アート：バーチャル美術館「In ART」の魅力

いつでもどこでもアートを楽しむ新しい形

現代アートに親しむことは、多くの人にとっての願望ですが、実際にギャラリーや美術館に足を運ぶのは困難です。特に、最近のコロナ禍では、外出を控えることが求められ、アートを少しでも身近に感じたいという気持ちが高まっています。そんな中で、バーチャル美術館「In ART」が登場しました。この仮想美術館は、自宅にいながらにしてアート作品を楽しむことができる新たな試みです。

「In ART」の誕生背景

「In ART」は、コロナ禍におけるライフスタイルの変化に対応して生まれました。自宅で過ごす時間が増え、テレワークやオンラインミーティングが日常となった中で、多くの人々がアートに触れ合う機会を求めていました。運営側は、「1人の時間でもアートを楽しめる環境を作りたい」との思いから、このバーチャルミュージアムを立ち上げました。アーティストや画家が自身の作品を発表する場としても機能し、訪れる人々にとっては、アートが日常の一部となることを目指しています。

バーチャルミュージアムの特徴

「In ART」は、3DCG技術を用いて作られた仮想の美術館であり、入場は無料です。インターネットがあれば、PC、スマートフォン、タブレットのいずれでもアクセス可能で、好きな時間にアートを楽しむことができます。展示されているアート作品はすべてユニークな一点もので、来館者は鑑賞するだけでなく、気に入った作品を購入することもできます。

第一回展覧会「KIZAMU」

「In ART」では、大森慶宣氏による個展「KIZAMU」を初開催しています。大森氏は、「線」というテーマを軸にした独自の創作活動を行なっており、この展覧会には彼のリズムを感じ取ることができる16点の大作品が展示されています。また、ミュージアムショップには約30点の小作品も並び、鑑賞の幅を広げています。この展示を通じて、観客は作品に刻まれたリズムを追いながら、自分自身のリズムに耳を傾ける機会が与えられます。