徳島市、新たなデジタル基盤「STORK.Gov」の本稼働を開始
徳島市は、テック情報株式会社の協力の下、標準準拠システムのガバメントクラウド(AWS)上での本格運用を開始しました。この取り組みは、自治体のITシステムを一体化し、効率的な運用を志向したものです。人口約24.4万人の徳島市にとって、これは地域の情報化の大きな一歩となります。
1. テック情報の役割と背景
テック情報株式会社は、1988年以来、徳島市における基幹システムの構築と運用を支援してきました。新たに開始された「STORK.Gov 共通基盤」は、過去の経験やノウハウを活かしながら、地域に最適化された情報システムの提供を目指しています。特に、この基盤は複数のシステムを統合することで、標準化された業務の運用を支える役割を果たします。
2. STORK.Gov 共通基盤の概要
「STORK.Gov」は、同社が独自に開発したシステムであり、データ連携や情報集約に特化しています。主な特徴は以下の通りです:
- - データ連携:オブジェクトストレージを利用したデータ管理が可能。異なる文字コードのシステム間でもスムーズな連携を実現します。
- - 統合データベース管理:住民記録や税、健康保険情報など、地域で必要とされる情報を一元管理し、効率的な業務運営を支援します。
- - 職員情報管理:人事異動データの更新を的確に行い、アクセス制御を強化します。
- - 運用監視機能:アクセスログの管理や異常検知による通知機能を備えており、セキュリティの強化にも寄与します。
- - 継続的なサービス提供:将来的なデータ活用や新しいサービスのリクエストに応えられる体制を整えています。
3. 自治体情報システムの相談窓口
テック情報は、全国の自治体に向けて「STORK.Gov」を用いた標準化移行の相談窓口を設置しています。連絡先は以下の通りです:
4. DX推進の未来
テック情報は、地域経済の再生とデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた計画を掲げています。徳島市のデジタルシステムが整備されることで、行政サービスの効率化や市民の利便性向上が期待されます。今後もこのパートナーシップを通じて、地域に貢献していく意向です。
5. 会社情報
テック情報株式会社は1968年に設立され、地方自治体や医療機関向けのシステム開発を中心に、幅広いITサービスを展開しています。需要に応じた情報処理サービスや、IT技術者の育成なども手掛けており、地域貢献の実績が評価されています。さらに詳しい情報は、公式サイト
テック情報株式会社 で確認できます。
このように、徳島市は新しいデジタル基盤をもとに、地域の発展と市民生活の質向上に向けて着実に前進しています。