UDトラックスのDX推進
2022-05-12 11:00:13
UDトラックスとPTC、デジタルプラットフォームで新たなサプライチェーンを構築
UDトラックスとPTCは、共にデジタル化を推進し、サプライチェーンの強化を目指しています。両社は、製品データの利活用を通じて、製造現場のデジタルプラットフォームを構築し、リスクを軽減しながらエンジニアリング能力の向上を図ります。UDトラックスはその中で、顧客や社会のニーズに基づいたデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、企業文化や組織の変革をも視野に入れています。
デジタルプラットフォームの役割
デジタルプラットフォームを通じて、UDトラックスは生産計画や品質管理に関するビッグデータを一元管理します。これにより、デジタル化されたコミュニケーションを実現し、意思決定をエビデンスに基づいて行うエビデンス・ベースド・マネジメントを採用することで、データ駆動型文化を確立していくことを目指します。
設計から製造までのデータ連携
UDトラックスとPTCは設計、製造、販売の各部門でデータ連携を進めており、特に設計段階においては、PTCが提供する3D CADソフトウェア「Creo」とPLMソフト「Windchill」を活用し、設計と製造のデジタルモデルを統合しています。この連携により、設計段階での問題発見や品質向上を推進し、後工程での手戻りを削減することが可能です。
不確実性に対処するための協力
経営環境が変化する中、UDトラックスはPTCとの協力を強化し、シームレスなデータ連携を実現することで、非連続的な変化に対する対応力を高めています。また、新たなIoTプラットフォーム「ThingWorx」とARソリューション「Vuforia」を活用して、製造や営業の現場でもデータ活用の幅を広げ、さらなる生産性向上を目指します。
新たな価値創造への挑戦
UDトラックスは、将来的にサプライヤーや顧客との間でデータ連携を拡大し、顧客起点でのビジネスモデルの変革を目指しています。また、AIやビッグデータ、IoTといった先進的な技術を駆使し、新たな価値創出に取り組むことが求められています。これにより"Better Life"を実現し、全てのステークホルダーにとっての価値向上を目指す姿勢を強調しています。
最後に
このように、UDトラックスとPTCの協業はデジタル化の加速を図り、高効率な製造システムの構築や新たなサービス提供を実現するための基盤を形成しています。エンジニアリングとサプライチェーンの連携を強化することで、企業としての競争力をさらに高めていくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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PTCジャパン株式会社
- 住所
- 東京都新宿区西新宿6-8-1新宿オークタワー
- 電話番号
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