JFEエンジニアリング、CCS液化輸送設備の基本設計業務を受注
2024年11月1日、JFEエンジニアリング株式会社がJFEスチール株式会社より、「CCS液化輸送、貯蔵・出荷設備の基本設計業務」を受注しました。この業務は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の令和6年度に関わる「先進的CCS事業」に関連しており、JFEスチールは他の7社とともにこの事業を受託しています。
CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)とは、二酸化炭素の回収と貯蔵を目的とする技術であり、温暖化対策の一環として注目されています。JFEスチールの取り組みは、この技術の実用化に寄与する重要な一歩です。
CCS事業の背景
JFEスチールは、自社事業でのCO₂排出を削減するために、二酸化炭素の分離・回収、そしてその液化や出荷設備の設計について検討しています。この背景には、持続可能な社会の実現やカーボンニュートラルの達成に向けた強い意志があります。その中で、JFEエンジニアリングが重要な役割を果たすことになります。
既にJFEエンジニアリングは、CCSに関するその他のプロジェクトにおいて基本設計業務をいくつか担当しています。この新たな受注により、さらなる技術革新と知識の蓄積が期待されます。また、LHNG(液化天然ガス)設備の建設における経験と最先端技術を活用し、効率的なCCS系統の設計を実現することを目指します。
今後の展望
JFEエンジニアリングは、今回の受注を通じて、CCS技術の早期実現に向けた取り組みを一層加速させる方針です。この分野では新しい技術の開発が急務であり、同社はその先頭に立とうとしています。
カーボンニュートラルや持続可能な社会の実現は、企業にとって重要な使命となっています。そして、JFEエンジニアリングが手掛けるCCS事業は、その実現に向けた具体的な行動が求められる中で、大きな役割を果たすことが期待されています。
JFEエンジニアリングの公式発表によれば、同社は新しい技術の開発に引き続き情熱を注ぎ、社会全体のエネルギー問題に対する解決策を提供することを目指しています。
このプロジェクトに関するお問い合わせは、JFEエンジニアリングの総務部広報室までどうぞ。