三菱電機が3年連続でBtoBサイト調査のトップに君臨

BtoBサイト調査2025が発表

トライベック株式会社が実施した「BtoBサイト調査2025」は、BtoBビジネスにおけるサイトの貢献度を評価するための重要な指標となっています。この調査では、有力企業の197サイトを対象に製品やサービスの分野別に、BtoBのターゲットユーザーからの回答をもとに評価が行われました。

三菱電機が3年連続でトップ

調査結果によれば、特に注目すべきは三菱電機（FA）が3年連続で1位に輝いている点です。BtoBサイトのスコアは、ターゲットユーザーのサイトアクセス率とニーズ充足率によって算出されますが、三菱電機は59.4%という高いスコアを記録しました。このスコアは、サイトにアクセスしたユーザーの中で、自身のニーズが満たされた割合を示しています。

また、2位にはオムロン（制御機器）が名前を連ね、3位にはオムロン（電子部品）が登場しています。これは、近年の電子部品や材料分野での需要が高まっていることを反映しています。

アクセス率の上昇

調査の中で明らかになったのは、特に電子部品・材料分野における企業が多くのユーザーのアクセスを得ていることです。生成AIの普及や、グローバルなサプライチェーンの不確実性が影響して、新たなサプライヤーを探す動きが強まっています。この要因が、企業サイトの動向に影響を及ぼしていると考えられています。

ユーザビリティの向上

さらに、ユーザーから高評価を得た三菱電機のウェブサイトは、製品情報が分かりやすく整理されており、ナビゲーションやページ構成も優れています。このようなユーザビリティの向上が、訪問者の満足度を高め、結果としてアクセス率やニーズ充足率の向上に寄与していると考えられています。

2023年にローンチされたECサイト「FA Web Shop」では、提供する製品ラインナップを広げ、包括的なトレーニング教材も整備されています。これは、顧客に対してさらなる価値を提供するための戦略的取り組みと言えるでしょう。

アクセス方法の調査結果

今年度の調査では、企業サイトへの製品・サービス情報へのアクセス方法にもスポットが当てられています。「メニュー（ナビゲーション）」「ページ内のリンク」「サイト内検索」といったツールの利用状況が調査され、いずれも7割以上のユーザーが「利用する」と回答しました。このことから、BtoBサイトにおけるナビゲーションの適切性や検索機能の精度が重要な要素であることが再確認されました。