新しい福利厚生サービス『UCHINO』の概要
2025年5月1日、株式会社ファストコムホールディングスが、新たな福利厚生サービス『UCHINO』を全国展開することを発表しました。このサービスは、社員に毎月3kgのお米を支給することで、米農家支援やSDGsの推進、人道支援などを同時に実現することを目的としています。『UCHINO』は、企業、従業員、そして社会全体にとっての持続可能な活動モデルを構築し、全ての関係者がWin-Winとなるようなプラットフォームです。
UCHINOの仕組み
『UCHINO』では、導入企業が社員のためにお米を提供します。このお米は、社員が消費しきれなかった分を返納し、地域の子ども食堂やひとり親家庭への寄付に充てることができる仕組みも備えています。このように、社員の満足度を高めつつ、地域貢献を実現する取り組みとして評価されています。
実際、これまで『UCHINO』のモデルは、秋田県鹿角市内の農家との協力により2018年からスタートしました。これまでに多くの従業員が恩恵を受けており、企業からも高い評価を得ています。
米農家の厳しい現状とUCHINOの意義
現在、全国的に米価格が高騰しており、それに伴い米生産農家の経営は厳しさを増しています。帝国データバンクの報告によると、2024年には米農家の倒産や廃業が増加し、多くの農家が市場から撤退している状況です。このような中で、『UCHINO』は農家への安定的な収入提供を通じて、彼らを支援することも目的としています。
社会貢献と持続可能性
『UCHINO』の特徴の一つは、社員の生活を豊かにするだけでなく、農家や地域社会への貢献も果たすという点です。返納されたお米は、地域の福祉施設や子ども食堂に寄付され、生活に困っている人々を支援します。従業員は、自身が支援する喜びを感じ、多くの人々とつながりを持つことができます。
今後の展開
今後、企業における福利厚生はますます多様化し、従業員の健康や地域貢献を重視する方向へと進むと予想されています。持続可能な食の支援や地域経済の活性化を目指す『UCHINO』は、企業のブランド価値を高める助けにもなるでしょう。これからも、多くの企業に『UCHINO』を導入してもらい、農業支援を広げることで、新たな福利厚生のスタンダードを築いていくことを目指しています。
お問い合わせ
本サービスに関する詳細情報や取材希望のメディア関係者は、株式会社UCHINOの広報担当までお問い合わせください。
TEL:03‐6661‐9260
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