コネクテッドカーの未来を守る！VicOneと東京海上日動が共同研究を開始

コネクテッドカーの未来を守る！

自動車技術の進化に伴い、コネクテッドカー（接続された車両）の普及が進んでいます。しかし、その一方で新たなサイバーセキュリティの脅威も浮上してきています。このような背景の中、自動車向けサイバーセキュリティを手掛けるVicOneが、東京海上日動火災保険と共同研究・開発を始めることが発表されました。この協力により、コネクテッドカーの安全性がさらに向上することが期待されています。

共同研究の背景

VicOneは、自動車業界のセキュリティ強化を求める声に応えるべく、東京海上日動との提携に踏み切りました。東京海上日動は、サイバーセキュリティ保険の分野でも実績があり、コネクテッドカーに対する脅威を未然に防ぐための重要な役割を果たします。両社は、例えば車載インフォテインメントやEV充電といった新たな技術分野をターゲットにした商品・サービスの共同開発を進める予定です。

この協業によって、自動車ドライバーにとって価値あるサービスが提供されるだけでなく、車両の所有者や利用者が安心してデジタルライフを楽しめる環境も整えられることでしょう。

今後の展望

両社の計画では、2025年を目標に日本国内での先行販売が視野に入れられています。また、アジア圏やEU、北米などへの展開も検討中です。コネクテッドカーの進化に応じた新たな脅威に迅速に対処するためのサービスが早期に市場に提供されることが期待されています。

東京海上日動の取り組み

東京海上日動は、お客様や社会のリスクに対して最適な保険を提供することを目指しており、最近ではサイバーリスクに対する取り組みを強化しています。特に、24時間365日利用できる緊急時の相談サービスを開始し、企業のサイバーリスクへの対応を支援しています。これにより、企業は自身の保険に加え、実際のサイバー攻撃に対する対応策を整えやすくなります。

VicOneのセキュリティソリューション

VicOneは、トレンドマイクロの子会社であり、サイバーセキュリティ技術に長い歴史を持っています。同社は、自動車産業向けに特化したセキュリティソフトウェアやサービスを提供し、現代の車両が直面する複雑な脅威に対応しています。今後、VicOneの持つ専門的な知見と東京海上日動の保険技術が融合することで、自動車業界全体に新しい価値をもたらすことになるでしょう。