近年、デジタル技術の進化により、私たちの交流方法は大きく変わりつつあります。特に、メタバースという概念は、物理的な距離を超えた新たなコミュニケーションの場を提供することで、ビジネスや人間関係においても革新をもたらしています。神戸に位置するビジネス交流拠点『ANCHORKOBE(アンカー神戸)』も、その流れを受けて、株式会社SWiseの2Dメタバースシステムを活用したバーチャル空間『バーチャルアンカー』を再開設しました。
バーチャルアンカーの開設日は8月1日。この新たなオンラインプラットフォームは、日本と台湾を中心とした国際的なビジネス交流を促進することを目的として作られています。これにより、会員同士の交流の場としてだけでなく、より広範囲なビジネスネットワークを築く手段としての役割を果たすことが期待されているのです。
バーチャルアンカーは、アンカー会員に対して無料で提供され、リアルな場での交流が可能です。オンラインでの会議もスムーズに行えるため、地理的制約を感じることなく、関係者と直接コミュニケーションを取ることができるようになります。また、会員が簡単にゲストを招待できる仕組みも特長的です。一般的なオンライン会議ツールとは異なり、特定のURLから簡単にアクセスでき、最大100人の同時利用が可能です。
参加者はアカウントを作成することで、バーチャル空間に入り、アイコンを近づけるだけで他の参加者との会話が可能になります。さらに、画面共有機能もあり、ビジネスミーティングにおいての利用も考慮されています。秘密の会話が必要な場合には、参加者限定の『会議室』を設けることもできるため、プライバシーの観点においても配慮されています。
バーチャルアンカーの運用を通じて、日本と台湾のビジネス交流がどのように深まっていくのか、今後のオンラインイベントの開催が楽しみです。会員は簡単にアカウント登録ができ、専用のマニュアルも用意されているため、初めて参加する方でもスムーズに利用することができるでしょう。
それに加え、アンカー神戸の公式サイトでは、イベントスペースや会議室の利用についての詳細情報も掲載されています。ビジネスの枠を超えた新たな交流の形を模索する中で、神戸市のこの取り組みは非常に重要な意味を持っています。
神戸市中央区加納町に位置するアンカー神戸は、2021年4月26日にオープンし、様々な会員向けのプランが用意されています。法人会員は27,500円という経済団体割引が設定されており、個人会員は16,500円での登録が可能です。これにより、多くの人が多彩なイベントや活動に参加し、自分のプランに合わせた形でビジネスを進めることができるのです。
このように、バーチャルアンカーの再開設は神戸市のビジネス環境をさらに豊かにする新たな試みです。デジタル社会において、リアルとバーチャルがシームレスに繋がることで、会員のビジネスチャンスが広がることが期待されています。