パーソルとラクスが業務提携
2023年、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は株式会社ラクスとの業務提携を発表し、経理領域のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強化する新しい取り組みを開始した。この提携は、企業の人材不足を解消するための重要なステップとして期待されている。
業務提携の背景と目的
日本では少子高齢化が進行し、2035年には約1,775万時間もの労働力不足が生じると予測されている。この状況は企業活動にも影響を及ぼし、特に経理や人事などのバックオフィス部門では人材不足が深刻な問題となっている。特に地方では採用難が顕在化しており、企業経営に大きな影響を与えている。
このような状況下で、パーソルビジネスプロセスデザインとラクスは、人材不足の問題を解決するために業務提携を結び、SaaS(Software as a Service)ツールを用いたDXの実現を目指している。この提携により、ラクスが提供するクラウド型経費精算システム「楽楽精算」をパーソルのBPOサービスに組み込み、多様な企業規模に対応した経理業務のワンストップサービスを提供していく方針だ。
提携内容とそのメリット
この提携を通じて、両社は互いの顧客基盤を活用し、経理業務のDX支援を行う。特に大手企業向けには、ラクスの「楽楽精算」を活用し、経理のほか購買や人事などの業務も含めたBPOサービスを提供する。一方、中小企業向けには、「StepBase」と呼ばれるBPOサービスにラクスの「楽楽精算」を統合した新たなパッケージを導入し、効率的な業務運用支援を行う予定だ。
このBPaaS(Business Process as a Service)モデルの導入は、企業が短期間で低コストで経理DXを実現できるようサポートする。これにより、企業の業務プロセス全体の見直しが可能となり、生産性向上が期待されている。
今後の展望
今回の提携は、経理業務に留まらず、請求管理や勤怠管理といった他の業務領域にも展開を予定している。DXの推進により、企業規模を問わず業務効率化を進め、持続可能なバックオフィスの運営実現に貢献することを目指している。
オンラインBPOサービス「StepBase」
「StepBase」は、企業のバックオフィス業務をオンラインで支援するサービスであり、業務フローに関する膨大なナレッジを活用することで、迅速な業務委託を実現する。これにより、企業は必要なタイミングで必要なリソースを柔軟に活用でき、コスト削減が可能となる。
また、ラクスはクラウド事業を中心に業務効率化を支援し、多くの企業の成長をサポートしている。今後も両社の連携を通じ、DX化を加速させ企業の生産性向上を図っていく。
まとめ
パーソルビジネスプロセスデザインとラクスの業務提携は、経理領域のDXを進めるだけでなく、人材不足という日本社会の大きな課題に対して、具体的な解決策を提供する重要な試みである。今後の展開に期待が高まる。