ターキッシュ エアラインズが「レバレッジドローン取引 オブ ザ イヤー」賞を受賞
2024年11月20日、ターキッシュ エアラインズはイスタンブールで行われた「Global Banking & Markets: CEE, CIS & Türkiye Awards」授賞式において、「レバレッジドローン取引 オブ ザ イヤー」賞を受賞しました。この受賞は、同社が革新的なファイナンス構造を取り入れ、持続可能に近代的な機材の導入を進めている成果を示すものです。
ターキッシュ エアラインズは、世界中の多くの国や地域に就航しており、さまざまな収益源を活用することで通貨リスクを軽減しつつコスト効率を確保しています。特に今回の取引では、BNPパリバが手続きを行い、日本政策投資銀行(DBJ)が協力。取引内容は、1機のエアバスA350航空機の調達に「Balthazar保険保証付ファイナンス」を用い、さらに2基のロールスロイスエンジンの調達に英国輸出金融保証(UKEF)を活用しました。この結果、総額約2億3,500万ドルに及ぶ日本円建て取引が評価され、受賞に至りました。
同社の最高財務責任者(CFO)、ムラト・シェケル氏は、受賞に際して「この模範的なファイナンス取引がビジネスパートナーたちと共に実現し、名誉ある賞を受けたことを嬉しく思います」とコメント。新世代の航空機によって機材を近代化すると同時に、コスト効果に優れたファイナンス手法を導入するという方針が成功を収めたことを強調しました。
豊富な実績
ターキッシュ エアラインズの航空機ファイナンスチームは、航空業界での資金調達コストを業界で最も低く保つための豊富な知識と経験を有しています。また、同社は2009年以降において、Global Transport FinanceやAirline Economicsなどから数多くのファイナンス関連の賞を受賞。手掛けた取引総額はおおよそ160億ドルに上り、これまでに国際的な航空機ファイナンスにつき30回の受賞実績があります。
これまでの受賞内容には、2024年の「欧州サポート付きファイナンス取引 オブ ザ イヤー」や「グローバルリース取引 オブ ザ イヤー」の他、2023年には「アジア太平洋リース オブ ザ イヤー」などがあり、同社の国際的な評価を高めています。
今後の展望
また、ターキッシュ エアラインズは航空機ファイナンスにおいて革新的な手法を導入しており、その中には中国国外で初めての人民元建てファイナンスや、世界初の保険保証を伴ったファイナンスリースなどが含まれています。同社は今後も多様なファイナンス手法で成長を続けていくと期待されています。ターキッシュ エアラインズの公式ウェブサイトやソーシャルメディアでも最新情報が発信されており、さらなる事業の拡大と顧客満足度の向上が目指されています。
ターキッシュ エアラインズは、1933年に設立され、現在487機を保有し、世界130ヶ国に349の空港へ就航している航空会社です。グローバルな航空ネットワークを持つ同社は、航空業界でのイノベーションを推進し続けています。