ドバイの不動産王者、エマールが販売記録達成
ドバイに拠点を置くエマール・プロパティーズ(Emaar Properties PJSC)は、2024年に売上高と利益で過去最高を達成し、その成長力を改めて証明しました。売上高は前年に比べて33%増の約1兆4,200億円、純利益も18%増の約6,980億円を記録しています。この業績は、同社の持つ圧倒的な市場シェアと、それを支える堅実なビジネス戦略が生んだ結果と言えるでしょう。
エマールの驚異的な業績
エマールの2024年の主な業績は以下の通りです:
- - 売上高: 約1兆4,200億円(前年比33%増)
- - 粗利益: 約8,152億円(前年比21%増)
- - 純利益: 約6,980億円(前年比18%増)
- - 純資産額: 約8兆5,120億円(前年比20%増)
- - 未計上の契約済み売上: 約4兆4,000億円(前年比53%増)
これらの数値は、エマールが業界内でのリーダーとしての位置をさらに強固にするものであり、その成長は今後数年にわたって期待できるとされています。
開発販売部門も最高益
エマール・グループの傘下にあるエマール・デベロップメント(Emaar Development PJSC)も、2024年に史上最高業績を達成しました。主な成果は次の通りです:
- - 売上高: 約7,659億円(前年比61%増)
- - 粗利益: 約4,263億円(前年比27%増)
- - 純利益: 約3,875億円(前年比14%増)
- - 純資産額: 約1兆2,646億円(前年比19%増)
- - 新規プロジェクト数: 62件
これにより、エマールはドバイの不動産市場でのリーダーシップを維持し続けています。
成長の鍵:戦略と市場環境
エマールの創業者モハメド・アラバー氏は、2024年の成功を「限界に挑み、顧客に焦点を当てた結果」と語っています。この成功の背景には、同社の効率的な運営と革新的なアプローチがあり、ドバイの積極的な経済政策にも支えられています。また、エマールは顧客満足やコスト効率向上に注力し、株主還元にも積極的です。2024年には過去最高の株主配当を発表しました。
日本人投資家への架け橋
エマールの強いブランド力は、日本人投資家にも注目されています。ドバイで不動産売買仲介を行うアペックスキャピタル リアルエステートは、エマールと連携し、日本の市場に魅力を伝えています。日本での不動産投資セミナーでは、エマールのトップセールスマネージャーが直接市場動向や注目エリアを紹介し、高い評価を受けました。
さらに、アペックスキャピタルはエマールから高い信頼を得ており、最新の協業として2025年5月の「ドバイ不動産プレミアムセッション」を開催予定です。このイベントでは特別優遇プランが用意されており、投資家にとって貴重な機会となるでしょう。
まとめ
エマール・プロパティーズは、ドバイ不動産市場での圧倒的な成長を遂げており、その成功は今後も続くと予測されます。日本人投資家にとっても、アペックスキャピタルを通じてエマールの魅力に触れる機会が増え、市場の拡大に期待が寄せられています。