広島で原爆展実施
2025-05-13 15:09:23

近畿大学附属広島高校で原爆展と被爆体験講話を実施し、未来へ記憶を繋ぐ

近畿大学附属広島高校での重要な取り組み



近畿大学附属広島高校・中学校東広島校では、来年5月から2週間にわたり、初めての巡回原爆展を開催します。このイベントは、原爆被害の実相や核兵器の現状について学ぶ貴重な機会となります。また、6月には被爆体験伝承者である大石秀邦氏を迎え、中学3年生を対象とした被爆体験講話が行われ、戦争の悲惨さや平和の重要性について考える場となる予定です。

巡回原爆展の概要



この巡回原爆展は、2025年5月19日から6月6日まで開催され、広島や長崎の原爆被害についてさまざまな資料や展示物を通じて生徒たちに伝えます。特に、全校生徒1,112人が対象であり、平和について考え、自らの行動を促すことを目的としています。展示は本校の図書室前の廊下で行われ、午後9時から5時まで、土日は除く形で公開されます。

展示の内容



展示では、原爆の実態や、被害を受けた人々の苦悩を写真や図表を用いて展示する予定です。このような取り組みを通じて、生徒たちは戦争の土台にある悲しみや痛みを理解し、未来に生かすための考え方を巡らせることを期待されています。

被爆体験講話の意義



令和7年6月2日、講話を行う大石秀邦氏は、自身の体験をもとに戦時中の食糧難や空襲警報、さらには放射線による後遺症など、戦争の痛ましい記憶を語ります。この講話は中学3年生134人が対象で、生徒たちは直接被爆者の話を聞くことで、平和の重要性を実感し、何ができるかを真剣に考える契機となるでしょう。

大石秀邦氏のプロフィール



大石秀邦氏は、1959年11月生まれで、広島県出身です。法政大学卒業後、社会科教諭として広島県内の学校に勤務。2020年に定年退職後、同校の非常勤講師として活躍しつつ、「次世代による東広島の戦争・原爆体験継承ネット」の代表としての役割も果たしています。彼は、現在も被爆体験の伝承者として活動しており、次世代への語り部としての重要な役割を担っています。

まとめ



近畿大学附属広島高校での巡回原爆展と被爆体験講話は、次世代に戦争の記憶を伝え、平和の大切さを訴える重要な取り組みです。生徒たちが未来を見据え、平和な世界を築くためには何が必要かを考える機会となることでしょう。非常に重要なイベントとして、多くの生徒がこの機会を活かし、より良い未来に向けて行動することを期待しています。

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