TKCが35万件突破
2025-01-27 15:20:34

「TKCモニタリング情報サービス」が35万件の利用を達成し金融機関にも信頼を獲得

株式会社TKCが提供する「TKCモニタリング情報サービス」が、このたび利用件数35万件を突破した。このサービスは金融機関に対して信頼性の高い決算書や試算表をデジタルデータとして提供する仕組みを持っており、2016年10月から運用されている。

「TKCモニタリング情報サービス」は、税理士や公認会計士が毎月行う巡回監査や月次決算に基づいて作成された月次試算表や年度決算書を、企業の経営者からの依頼によりインターネットを通じて無償で金融機関に開示するクラウドサービスだ。これにより、開示のタイミングは月次試算表の場合、月次決算終了直後に行われ、年度決算書は税務署に電子申告した直後に提供される。

このサービスの最大の特徴は、電子申告された財務情報がそのまま金融機関に開示される仕組みであり、改ざんの余地が一切ないことだ。そのため、金融機関はこのサービスを介して得られる財務データを、融資判断の信頼できる基準として利用できる。実際、現在利用している金融機関は495を超えており、その9割以上がメガバンク、地方銀行、第2地方銀行、信用金庫などが占めていて、このデータを基に融資判断や融資先のモニタリングを行っている。

また、全国の信用保証協会の中でも84.3%にあたる43協会が「TKCモニタリング情報サービス」を活用しており、中小企業の経営支援に取り組む金融機関や信用保証協会から高く評価されている。さらに、このサービスは「経営者保証ガイドライン」で求められる三つの要件をクリアしているため、中小企業にとっても大きな安心材料となる。このガイドラインは、法人と個人の関係分離、財務基盤の強化、財務状況の適時適切な把握と情報開示による経営の透明性の確保を目指している。

より具体的には、TKCモニタリング情報サービスには以下の2つのサービスが含まれています。第一に、決算書等提供サービスでは、TKC全国会会員が顧問先企業からの依頼に基づき、法人税の電子申告の直後に金融機関へ決算書や申告書等のデータを提供する。第二に、月次試算表提供サービスは、同じくTKC全国会会員が顧問先企業からの依頼を受け、月次決算終了後に金融機関へ月次試算表等のデータを提供する仕組みだ。

さらに、経営革新等支援機関であるTKC会員が提供する「TKC継続MASシステム」と「TKCローカルベンチマーク・クラウド」によって作成された経営改善計画書やローカルベンチマークのデータも、当サービスを通じて金融機関へ送信できる点も魅力的だ。

これに加えて、このサービスは2018年7月にはネットワーク認証に関する特許、2018年10月には月次試算表や決算書データ提供方法に関する特許を取得し、他社との差別化を図りつつサービスの信頼性を高めている。

今後も「TKCモニタリング情報サービス」は、企業と金融機関の架け橋として、経営の透明性を確保し、中小企業の健全な成長をサポートしていくことが期待されている。これからの進展にも注目が集まる。


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会社情報

会社名
株式会社TKC
住所
栃木県宇都宮市鶴田町1758番地株式会社TKC
電話番号
028-648-2111

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