耕作放棄地を活用した新たな挑戦、チクゴイズミのパンとクッキーが登場！

新たな農業の形を示すチクゴイズミ

令和の日本で、農業の現場は高齢化や後継者不足という深刻な問題に直面しています。そうした中、福岡県田川郡赤村では、耕作放棄地が増加し地域の活力が失われつつありました。しかし、そんな課題に立ち向かう企業がありました。それが、株式会社鳥越ネットワークです。

2017年から地元の行政と協力し、耕作放棄地の再生プロジェクトを開始した鳥越ネットワーク。彼らの取組により、赤村の土地で育てられた小麦「チクゴイズミ」は誕生しました。この小麦は、2023年からは乾麺うどんの原料としての利用が始まっていましたが、2025年4月14日には、パンやクッキーといった新商品が発売されることになりました。これにより、地域の農業の可能性は広がります。

チクゴイズミの魅力

チクゴイズミは、耕作放棄地を蘇らせるべく栽培された有機小麦です。その栄養価の高さと風味の良さが際立っており、数々の製品に使用されることが期待されています。特にパンやクッキーは、日常の食卓に自然な味わいを提供する新たな選択肢となるでしょう。

商品情報

新発売される製品には、以下の4品があります。

- バゲット（冷凍）：180g、九州・中国エリアで454円（税込）、関西エリアで467円（税込）
- 白神酵母のごまパン（冷凍）：41g×4個、九州・中国エリアで373円（税込）、関西エリアで384円（税込）
- クランベリーパン（冷凍）：210g（4個）、九州・中国エリアで703円（税込）、関西エリアで724円（税込）
- バタークッキー：60g（5個）、九州・中国エリアで353円（税込）、関西エリアで362円（税込）

これらの商品は、冷凍状態で販売され、消費者が好きな時に解凍して楽しむことができます。

グリーンコープの使命

今回の製品開発には、一般社団法人グリーンコープ共同体が深く関与しています。この団体は、全国の16の生協や関連団体と連携し、安全で安心な食品を提供することを目指して活動しています。特に、子どもたちの健全な成長を支えるために、地域の生産者たちとのつながりを大切にしながら、地元の農業や食文化を豊かにしていくことに尽力しています。

地域活性化に向けて

チクゴイズミのパンとクッキーの発売は、単なる新商品ではなく、地域を再生し、農業の持続可能性を維持するための大きな一歩です。鳥越ネットワークとグリーンコープは、今後も耕作放棄地の問題解決に向けた取り組みを続け、日本の農業を守る活動を強化していくことでしょう。

この新たな挑戦が、日本全国に希望の光をもたらすことを願ってやみません。