DNPとBIPROGYの新たなカーボンニュートラル支援サービス
デジタル印刷のリーディングカンパニー、大日本印刷株式会社(DNP)と情報技術のプロフェッショナル、BIPROGY株式会社は、企業が直面するカーボンニュートラル達成のサポートに向けた画期的なサービスを開始します。このサービスは「環境価値活用CN(カーボンニュートラル)支援サービス」と名付けられ、2026年6月18日から提供が始まります。
背景と目的
昨今、気候変動への対応がますます重要視される中、企業は温室効果ガス(GHG)排出量の管理と情報開示義務を求められるようになっています。この流れの中、特に2026年4月に導入された
排出量取引制度(GX-ETS)や
SSBJ基準による報告義務などが企業の環境対応を複雑化させています。これに対し、企業はサプライチェーン全体を視野に入れたGHG排出量の把握や情報開示が求められますが、専門知識を持った人材が不足し、実行に移せていないケースが多いのが現状です。
DNPとBIPROGYは、このような企業の課題に対して、両社の専門知識を活かしながら包括的な支援を行います。企業はこのサービスを通じて、自身のカーボンニュートラルに向けた取り組みを体系的に進めることができるのです。
支援サービスの概要
新たに提供される「環境価値活用CN支援サービス」は、以下の5つのステップによって構成されています。
1. 準備
企業がカーボンニュートラルを実現するために必要な現状分析や戦略の策定をサポートします。専門スタッフが6か月にわたり伴走し、具体的な取り組みと推進体制の構築を助けていきます。
2. 知って
GHG排出量の算定を支援し、材料変更や生産工程の改善など、具体的な削減施策につなげるための基盤を作ります。DNPとBIPROGYによる支援で、顧客のGHG排出量そのものをより詳細に把握できるようになります。
3. 減らして
BIPROGY提供の太陽光発電量予測サービスにより、余剰電力を有効活用できる体制を整えます。これによって再生可能エネルギーの利用を促進し、企業の排出量削減に貢献します。
4. オフセット
GHG排出量を減らす努力をした後に残る排出量には、カーボンオフセットが役立ちます。BIPROGYの環境価値管理サービス「Re:lvis®」を利用し、非化石証書の調達プロセスを効率化し、必要な証書の管理業務の負担を軽減します。
5. 情報提供
企業がカーボンニュートラルに向けた取り組みを通じて得た成果を適切に情報開示することで、ステークホルダーとの信頼関係を築きます。DNPは統合報告書やウェブサイトを通じて、環境・サステナビリティ情報の発信をサポートします。
今後の展望
DNPとBIPROGYは、企業のカーボンニュートラルに向けた取り組みを一貫して支援していく予定です。環境価値活用CN支援サービスを通じて、持続可能な社会の実現に向けた企業の力となります。
この支援サービスは、専門知識不足に悩む企業にとって特に重要で、今後さらなる注目が集まることでしょう。カーボンニュートラルは単なる流行ではなく、企業存続のカギとなるテーマであり、しっかりとした制度や体制の確立が求められています。