大分県立海洋科学高校のヒラメ養殖体験
2026年1月23日、大分県立海洋科学高校の生徒たちが一堂に会し、ヒラメ養殖を学ぶ「体験学習ツアー第四弾」が行われました。このイベントは、一般社団法人うみらいふの主催で、地元の有限会社山尾水産の協力の下、実施されました。ヒラメ養殖は大分県が日本一の収穫量を誇る重要な産業であり、生徒たちは実際の現場を見学し、最新の養殖技術に触れる貴重な機会を得ました。
ヒラメ養殖の最前線を視察
ツアーは、津久見市に位置する有限会社山尾水産で行われ、開始時刻は午前8時30分です。参加者は生徒19名を含む合計28名。餌やり体験や巨大水槽の観察を通して、生徒たちは現場の養殖業に新しい知識を得ることができました。
水槽には緑色のLED光が照らされ、ヒラメたちが元気に泳いでいました。この光は、自然に近い環境を作り出す効果があり、ヒラメの成長速度を促進します。生徒たちは、この新しい養殖手法とその効果について学ぶことができました。
体験学習の内容
参加者は、エサやり体験を行い、その様子を観察しました。ある学生は「エサに群がると思ったが、ヒラメは落ち着いた様子だった」と述べ、この観察からヒラメの生態を深く理解できたことを喜んでいました。このような感想は、実際に体験することの重要性を改めて認識させてくれます。
また、生徒たちは年間約1万匹ものヒラメを育てる過程についても学びました。緑色LEDの効果や養殖と漁業の関係についての話もあり、質疑応答では多くの質問が飛び交いました。「他の魚種も養殖しているのか」「出荷までの期間はどのくらいか?」といった質問が出され、生徒たちの学びへの熱意が伺えました。
反響と意義
この体験が生徒たちに与えた影響は大きく、参加者たちは次のように語りました。
- - 「養殖業についてあまり知らなかったけれど、たくさん学べて楽しかった」
- - 「ヒラメの管理の難しさが少しわかった」
- - 「漁業の担い手が減少している中で、これが進路の一つになれば嬉しい」
このような声からも、学校教育と地域産業がどうつながるかを考えるきっかけとなったことが感じ取れます。
「海と日本プロジェクト」の意義
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施されています。これは、海の環境問題に対し、地域の人々が自分事として捉え、海洋環境の保護を訴えることを目的としたプロジェクトです。子どもたちを中心に、海の重要性を広めていく活動は、将来の日本を担う市民を育成するために欠かせません。
まとめ
大分県立海洋科学高校の生徒たちが参加したこのヒラメ養殖体験は、創造的な学びの場を提供し、彼らの未来に対する視野を広げる有意義な機会となりました。最新技術を用いた養殖の現場を体験し、漁業の重要性を改めて感じることができたこの貴重な経験は、今後の世代に豊かで美しい海を引き継ぐための一助となることでしょう。