脳波でつくる舞台
2026-01-30 13:54:54

ALSダンサーが脳波技術を駆使した新感覚パフォーマンス『Waves of Will』を披露

新たなアートの幕開け



2025年12月10日、オランダ・アムステルダムで開催されたパフォーマンスアート「Waves of Will」は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と共生するダンサー、ブレアナ・オルソンさんが主演を務める革新的な作品です。本プロジェクトは、Dentsu LabとNTT株式会社の共同開発によるもので、最先端の脳波技術を駆使して彼女の意志を可視化し、身体の制約を超えた表現を実現しています。

脳波技術による新たな表現手法



「Waves of Will」は、ブレアナさんの脳波を計測する特別なヘッドセットを使用します。18個のEEG電極が脳波を捉え、彼女が思い描く動きや感情をデジタルアバターとして表現することができるのです。特に、彼女が「左手を握る」や「右手を握る」といった動作を想像する際の脳波パターンが、リアルタイムでアバターの動きに反映されます。このように、脳波を介してアートと技術が融合し、従来の舞台芸術の枠を超えたパフォーマンスが生まれました。

ブレアナさんと「ALL PLAYERS WELCOME」の理念



幼少期からダンスに親しみ、ALSの診断を受けた後も、ブレアナさんはその情熱を失わずに活動を続けています。「ALL PLAYERS WELCOME」という理念のもと、彼女の活動は他のプレイヤーを鼓舞し、誰もが表現できる環境づくりを目指しています。今回のパフォーマンスも、彼女自身とALSの当事者が持つクリエイティビティを生かした試みにほかなりません。

パフォーマンスの流れと感動の瞬間



パフォーマンスがオープニングを飾ると、ブレアナさんは車椅子に乗り、彼女の意志を脳波で選択したアバターが踊り始めます。基盤となる音楽はマックス・リヒターの楽曲で、心の動きと技術の驚異を一体化させる役割を担っています。ビジュアルとしても、彼女の脳波から生み出された映像が、観客の心をつかみます。

第2幕と第3幕では、ブレアナさんは肉体的なダンスを披露し、彼女の兄であるケイシーさんと共演します。周囲の人々は、彼女が作り出した動きに魅了され、感動の渦に包まれました。パフォーマンス終了後、観客はスタンディングオベーションで応え、彼女の勇気と表現力を称賛しました。

未来へのメッセージ



パフォーマンス後のトークセッションでは、ブレアナさんや関わった専門家たちが登壇し、技術と人間の可能性について語りました。NTTの中村真理子さんは、このプロジェクトが「人には限界がない」とするメッセージを伝えることを目的としているとコメントしています。Dentsu Labの田中直基さんも、ブレアナさんの人間性に深く感銘を受け、彼女と共に新しい表現の地平を切り開いていくことを表明しました。

ボーダーレスな表現への挑戦



「Waves of Will」は、技術と人間性が交わる新たな舞台の可能性を示しました。身体的な制約があっても、心は自由であり続ける。このプロジェクトは、未来の表現方法や生活の質の向上に向けた大きな一歩を示すものであり、ブレアナさんの姿勢から得られる勇気と希望は、多くの人々にインスピレーションを与えています。

この特別なプロジェクトが、今後のダンスやアートの世界にどのような影響をもたらすのか、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
Dentsu Lab Tokyo運営事務局
住所
東京都中央区銀座7-14-16 太陽銀座ビル1階
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