工芸と天気展
2025-12-08 12:27:26

工芸と天気展、能登半島地震復興の願いを込めた魅力が金沢に集結

工芸と天気展が金沢で開催



2025年12月9日から2026年3月1日まで、石川県金沢市の国立工芸館にて「移転開館5周年記念 令和6年能登半島地震復興祈念工芸と天気展」が開催されます。この特別な展覧会は、2026年に発生した能登半島地震の復興を願い、地域に根ざした作家たちの作品を通じて、北陸の気候が工芸に与えた影響とその魅力を展示します。

天気と工芸の関係



北陸地方は、日本海に沿った湿潤な気候を持つ地域であり、この気候は四季を通じて人々の生活や工芸に深い影響を与えています。特に、空気中の湿度が高いことは漆の成長にとって非常に重要で、湿った空気は漆が硬化する環境を提供します。また、冬の雪解け水は、加賀友禅に欠かせないプロセスの一部でもあります。このように、北陸の自然環境は工芸の素材や技法に独特の表情を与えています。

展覧会では、作家たちがこの天気の変化をどのように感じ、どのように作品に反映させているのかを探る機会となります。北陸地方の方々は天気に対する感受性が高く、雲や風の移ろいを日常的に感じながら生活しています。この展覧会は、そうした人々の心情と生き方への理解を深めるための場でもあります。

展示内容の見どころ



  • - 第一章:天気と生きる、天気とつくる では、北陸地方特有の天候に対応しながら作り上げられた工芸作品が展示されます。この章では、天気が工芸の作品にどのように影響を与えているかを考察します。

  • - 第二章:空を見上げて/春を待つ では、作品を通しての春の訪れを感じることができ、雪や雲といった天気の現象を描いた多様な作品が並びます。特に長い冬を耐え抜いて迎える春の喜びを感じる作品が紹介され、訪れる人々に感動を与えることでしょう。

開催概要



  • - 展覧会名:移転開館5周年記念 令和6年能登半島地震復興祈念工芸と天気展
  • - 会期:2025年12月9日(火)-2026年3月1日(日)
  • - 会場:国立工芸館2階(石川県金沢市出羽町3-2)
  • - 開館時間:9:30-17:30(入館は17:00まで)
  • - 休館日:月曜日(ただし特定日開館)、年末年始休館日あり
  • - 観覧料:一般1,200円(団体割引あり)、大学生700円、高校生500円、中学生以下は無料

この機会に、ぜひ金沢の国立工芸館に足を運び、工芸と天候の深い関わりを体感し、地域の作家たちの作品に触れてみてください。北陸の魅力あふれる工芸の世界に浸りましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。