イスラエルの金融AI企業Bridgewise、楽天証券と提携し投資情報提供を開始

Bridgewiseが楽天証券と手を組み、投資情報サービスを提供

2024年11月20日、イスラエルに本社を置く金融AIインテリジェンス企業「Bridgewise」が、日本の楽天証券とパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。この提携により、楽天証券の顧客はAIを活用した投資情報サービスを利用できるようになります。2025年には新たな機能の導入も予定されており、楽天証券が抱える1,100万人を超える顧客に斬新な情報を提供します。

Bridgewiseは、過去にSIXグループやGroup 11などの国際的な投資家から資金の調達を受けており、最近では2,100万ドルを調達。アジア太平洋地域を主要な成長市場として重視し、製品の提供と市場拡大に取り組んでいます。今回の楽天証券との提携は、個人投資家に先進的な金融サービスを提供することを目指しています。

先進的なAI投資情報サービス

Bridgewiseが提供するプラットフォームは、世界各地の株式やファンドの90％以上に対するファンダメンタルデータの分析を行い、投資家にとってより良い判断材料を提供します。現在、一般的な投資分析は世界の株式のわずか20％しかカバーしていないという現状を踏まえ、利用可能な情報を最大限活用することが求められています。Bridgewiseは、全ての投資家が十分な情報に基づいた意思決定を行えるようにすることをビジョンに掲げています。

Bridgewiseのアジア太平洋地域の責任者であるKelvin Phuaは、楽天証券との提携を「日本での成長の新たなマイルストーン」と位置付け、「日本の投資家がよりよい財政的意思決定を行う手助けをする」と述べています。

投資家支援のための革新

Bridgewiseが最近提供した革新技術には、「Bridgewise BRIDGETTM」があります。これは、AIによる対話型投資ツールであり、個別の銘柄に対する売買レコメンデーションを行うものです。このプラットフォームは、機関投資家向けのサービスにおいても突出した成果を上げており、独自のカスタマイズが可能です。

さらに「Bridgewise FundWise」はファンド分析のためのソリューションとして、AI技術を駆使しファンド構成資産の分析を行います。投資家は、より高い投資精度を享受できるため、新たな選択肢に挑戦することが期待されています。

ESG分析の拡充

Bridgewiseは、ESG（環境・社会・ガバナンス）分析においても注力しており、120のESGパラメーターをカバー。市場の最前線で競合他社と一線を画すサービスを提供しています。このように多角的なアプローチを取ることで、機関投資家や個人投資家に対して有意義な情報を提供し、市場の変化にしっかり対応していきます。