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秘境グルメ「スモトラバーガー」の誕生

群馬県の西上州、中山間地域で新たなグルメ「スモトラバーガー」が誕生しました。この地域は、縄文時代から人々が暮らし、江戸時代には将軍家に鷹を献上するなど歴史の深い場所です。険しい山々が広がり、清らかな水を湛えた神流川が流れるこの地では、豊かな農産物が育まれています。

自然の恵みを活かしたアプローチ

群馬県西部農業事務所とJA上野村は、中山間地農業ルネッサンス推進事業の一環として、地域の農産物を活用した「秘境グルメ」に取り組んでいます。これにより、地域を元気にしながら農商観学の連携も深めていくことを目指しています。そこで生まれたのが「スモトラバーガー」です。このバンズでは、地元で育てられた新鮮なキャベツとレタスを使い、フライにした淡白な味わいのマスと、高校生たちが開発したオリジナルソースを組み合わせました。そのすべてを道の駅上野の人気塩パンで挟んでいます。

高校生の情熱で生まれたグルメ

開発チームは「清龍キッチンプロジェクトチーム」と名付けられ、群馬県立万場高等学校の水産科に在籍する5名の高校生が参加しました。彼らは地元食材を利用し、何度も試作を重ね、食べやすい形に工夫を凝らしました。2年生の金井大和さんは、「地域に密着した素材を使いたい」という思いから、手頃で美味しいメニューを作り出すプロセスの楽しさを語ります。商品の名前やパッケージにも気を使い、目に留まるように工夫したそうです。

試験販売と今後の展望

「スモトラバーガー」は期間限定で試験販売され、今後はお客様からの意見を反映させ、さらなる改良を行う予定です。最終的には本格販売を目指し、地域の新名物として広く知られることを期待しています。

商品詳細と販売情報

• - 販売期間：4月10日（水）まで。3月28日（木）と4月4日（木）は定休日。
• - 価格：各280円（税込）
• - 販売場所：道の駅 上野「森の菓子工房」

この道の駅はリニューアルしたばかりで、訪れるお客さんを温かく迎え入れています。美しい自然の中で「スモトラバーガー」を味わってみてはいかがでしょうか。心を込めて作られたこの一品は、地元の魅力を感じる絶好の機会です。

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