昭和の思い出がよみがえる一冊
2025年2月、グラフィック社から新たに発売される書籍『新装版 足の下のステキな床』が話題です。この本は、昭和時代のレトロな建物の床をテーマにした、懐かしさあふれる写真集。昭和を彩った可愛くて魅力的な床を189点も収録しています。アールヌーボーやジオメトリック、ハニカム、花柄、モザイクタイルなど、1970年代を中心に展開される様々なデザインが楽しめます。
美しい床の世界
本書では、70年代から続く乙女チックな床のデザインをフィーチャー。たとえば、曙橋のヴィンテージマンションの床は、70年代のレトロな香りを漂わせています。また、大阪にあるパーラー銀座の入り口にはチューリップのモチーフが施され、上品さを演出。京都のきんせ旅館で見られる泰山タイルは、独特の質感を持ち、見る者を魅了します。
ノスタルジックな記憶
本書は、進化し続ける日本の都市の中で徐々に消えていく昭和の記憶を随所に感じさせてくれます。古い建物や素敵な床は、単なる装飾ではなく、多くの人たちの「思い出」を紡ぐ重要な要素です。昭和の独特の「キッチュさ」と「華やかさ」を感じ取ることができ、読者はその魅力に引き込まれていくことでしょう。
目次内容紹介
本書には多彩なデザイン群が収められています。目次には「Different Colors色ちがい1」、「Art Nouveauアールヌーヴォー」、「Honeycombハニカム」などが並び、多彩な床のバリエーションを存分に楽しむことができます。また、素材や分布マップもあり、さらに深い理解が得られます。
著者のプロフィール
この本には三人の著者が携わっています。愛知県出身の今井晶子さんは、広告やデザイン事務所での経験を経て、現在はフリーランスとして幅広いジャンルのデザインを手掛けています。神奈川県出身の奥川純一さんは、ファッションを中心に活動するフォトグラファーで、数多くの著書を持っています。高知県出身の西村依莉さんは、ライフスタイルやインテリアを中心に活動しており、彼らの視点が集約された一冊です。
書籍情報
- - タイトル: 新装版 足の下のステキな床
- - 著者: 今井晶子、奥川純一、西村依莉
- - 発売日: 2025年2月
- - 価格: 1,870円(税込)
- - ページ数: 208ページ
- - ISBN: 978-4-7661-4006-4
この本は、昭和のノスタルジーを誘う可愛い床の数々を探求したい方にとって、一見の価値があるアイテムです。ぜひ手に取って、レトロな魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。