副業の挫折:心が折れた瞬間を探る意識調査結果
副業を行う多くの人々が抱える悩み。その一つが「いつか心が折れてしまうかもしれない」という不安です。株式会社エムフロが実施した調査では、副業経験者497人を対象に、心が折れた瞬間が何だったのかが明らかになりました。
調査の概要
この調査は、2026年6月17日から19日にかけて行われ、497人からの有効回答が得られました。回答者は364人が女性、133人が男性で、年代は20代から50代以上まで広がっています。副業への期待感や実際に体験した挫折感を探ることが目的です。
心が折れた瞬間のランキング
調査結果によると、最も多くの人が挙げた心が折れた瞬間は「満足いく収入を得られない」というもので、53.7%の回答がありました。続いて、時間の確保が難しい(13.7%)、体力的に辛い(8.7%)、案件が獲得できない(6.4%)、トラブルに遭遇した(6.0%)が続きます。
副業の現実と向き合う
収入に関する不満が圧倒的に多いとされており、低単価の案件やクラウドソーシングでの苦労などが要因として挙げられました。一方で、体力的な負担や時間的な制約も多くの人を心折れさせる要因となっています。副業を開始する際には、理想として「無理なく収入を得る」という目標がありますが、それを達成することの困難さも浮き彫りとなっています。
具体的な体験談
副業体験者からの具体的な体験談としては、
- - 【低単価案件に絶望】クラウドソーシングで時給換算すると数十円の案件しか得られず、結局アルバイトをした方が稼げると気づく(20代女性)
- - 【時間の確保が困難】子育てとの両立で副業に使う時間が取れない(30代女性)
- - 【体力的な限界】ダブルワークで体力が削られ、心が疲れ果てる(30代男性)
といった声が寄せられています。
心が折れた結果
心が折れた結果、44.0%の人が副業を「やめた」または「休止している」と回答。しかし、「やり方を変えて続けている」という人もいて、依然として副業に対する期待感が残っていることが伺えます。多くの人が「時間の自由度」や「確実な収入」を重視しており、今後の副業選びにはその条件が影響を及ぼすでしょう。
専門家の意見
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表の小高千枝氏は、調査結果を受けて「収入の不満が心の疲れを引き起こす」と語ります。仕事に対する対価が見合わないと感じることで、自己効力感が下がり、挫折感が強まると指摘しています。また、時間の確保や体力の問題は、長期的な健康にも影響を与えるため注意が必要です。
まとめ
最終的に、副業で心が折れる最大の原因は満足のいく収入を得られないことです。しかし、心が折れた後も続けていこうとする姿勢には、成長実感や人とのつながりを求める気持ちが反映されています。次に副業を選ぶ場合は「時間の自由度」や「納得いく収入」を重視し、無理のない範囲で取り組むことが大切です。無理をせずに、本業や健康を害さないような副業の形を見つけていきたいものです。