2025年大阪・関西万博で未来を描く建築文化イベントの開催

2025年大阪・関西万博での建築文化イベント

2025年9月9日から14日まで、大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」において、株式会社エイチ・アイ・エスが文化庁主催の催事「建築文化と循環経済の未来〜この子たちなら大丈夫〜」を運営します。このイベントは、日本の建築文化を通じて、循環型経済や未来社会のデザインについて考える場を提供します。

イベントの目的と背景

本催事は、次世代を担うα世代の子供たちが、日本の建築文化を継承し、カーボンニュートラルな未来社会をデザインする経験を得ることを目指しています。参加する子供たちは、建築やアートに関連する活動を通じて、実際に手を動かしながら、リサイクルや循環型経済、カーボンニュートラルについて学びます。これは、環境と共生する社会のあり方を考える良いきっかけとなるでしょう。

コンセプト：美技巧藝の融合

本催事では、日本の伝統的な美意識と技術である「美」・「技」・「巧」・「藝の要素が織り交ぜられています。この「美技巧藝」は、持続可能性や自然との調和を意識した価値観の表現であり、未来の建築や街づくりにおいて重要な要素と位置付けられています。子供たちが遊びを通じて「美技巧藝」を深く学ぶことで創造力が育まれ、未来への期待が高まることが期待されています。

メインイベント：多彩なプログラム

アートワークショップ

9月9日から14日までの期間中、たくさんの子供たちが「建築文化」をテーマに、300枚のキャンバスに絵を描くワークショップが開催されます。完成した作品は特設展示場で一堂に展示され、来場者はそれぞれの創造力が織りなす建築群を体験できます。

特別イベント

- ロサンゼルスからのアーティストによるコラボワークショップ では、14㎡の巨大キャンバスに子供たちと共に描かれる未来の建築が見どころです。
- 漫画家・コラムニスト辛酸なめ子氏と現地の子供たちによる対談、発展途上国に向けたキッズ・アース・ホームの取り組みについてのトークセッションも実施されます。
- ダンスパフォーマンスでは、世界的なダンサーが建築の視点からダンスを再構築し、美しさと技術が融合したパフォーマンスを披露します。

特別ワークショップ

ベネチアンガラス作家が、子供たちと一緒にガラスオブジェを作るワークショップも行われ、循環の楽しさを学びます。

音楽と建築の関係

バイオリニストによる演奏が、音の構造体として建築との関係性を探り、響き合いの体験を提供します。音楽と空間のインタラクティブな関係に注目が集まります。

参加方法や注意事項

参加は無料で、予約不要ですが、アートワークショップの参加資格は小学校中学年から高校生までとなります。詳細や最新情報は、大阪・関西万博の公式サイト「EXPO 2025 Visitors」をご覧ください。

文化庁や子供地球基金、HISなどの協力を得て、未来への確信「この子たちなら大丈夫」を届けるための試みとして、この催事は子供たちの可能性を広げる場となるでしょう。