川崎市が挑む福祉製品の新たな評価基準
川崎市では、福祉の課題を産業の力で解決する「ケアイノベーション」の一環として、独自の優れた福祉製品評価制度「かわさき基準(KIS)認証」の募集を2024年6月10日から開始します。この取り組みは、特に高齢者や障害者、介護者の自立支援を中心に、8つの理念に基づいて設計されています。これにより、令和7年度までに308製品がこの基準を満たし、認証を受けています。
KIS認証の意義とは?
「かわさき基準(KIS)」は、福祉製品の質を保証するだけでなく、利用者の生活をより快適にすることを目的としています。この基準を満たすことで、福祉製品が実際の生活の中でどのように役立つのかを示すことが可能となります。まず、川崎市が東京科学大学と産業技術総合研究所と共同で運営する福祉製品開発支援施設「Kawasaki Welfare Technology Lab(ウェルテック)」で、安全性や性能の評価が行われます。その後、福祉・介護施設や在宅環境において製品を一定期間使用し、モニター評価が実施されます。
このように、実際の使用現場でのフィードバックを基に、製品の使いやすさや効果が評価され、その結果をもとに認証が決定されます。これにより、利用者が求める利便性の高い福祉製品が認知され、広く普及されることが期待されています。
対象となる製品と企業
この認証制度の募集対象には、介護保険適用の福祉用具や障害者総合支援法に基づく補装具、共用品やユニバーサルデザイン製品、さらには自助具や介護機器などが含まれます。申請可能な企業は、川崎市内で製品の開発や製造を行う企業、または川崎市内に拠点を持つ企業と連携している川崎市外の企業が対象です。
募集スケジュール
実施スケジュールは以下の通りです。公式な公募は2024年6月10日から始まり、7月24日まで続きます。その後、第一次審査が8月中旬から9月上旬に行われ、第二次審査は10月上旬から翌年2月上旬にかけて実施されます。認証された福祉製品の発表は令和9年2月中旬、認証式は3月18日に予定されています。
認証後のサポート
認証された製品は、「かわさき基準(KIS)」認証式で認証書が授与されるほか、市のホームページなどで公表されます。また、川崎市が作成したパンフレットや展示会での出展、体験会などを通じて、製品の認知度向上と販売促進の支援も行われます。
申込方法と問い合わせ先
申請書類は、7月24日までに指定のURLへアップロードして提出する必要があります。詳細については川崎市の公式ホームページを参照してください。また、問い合わせや情報が必要な場合は、川崎市経済労働局イノベーション推進部の野本までお気軽にお問い合わせください。電話番号は044-200-2339です。
以上が川崎市の福祉製品認証制度についての概要です。この新しい取り組みが、多くの優れた福祉製品の誕生を促し、より多くの方々に利便性を提供することを期待しています。