永田滉太朗選手、プロ入り後初のマンオブザマッチを受賞
ポルトガル・UDオリヴェイレンセで活躍中の永田滉太朗選手が、1月21日に行われたポルトガル2部リーグ第18節で特別な瞬間を迎えました。この試合で彼は先発出場し、プロキャリアでの2点目となるゴールを決めただけでなく、マンオブザマッチにも選ばれるという栄誉を手にしました。
永田選手は横浜FCユース出身で、現在は横浜FCからの期限付き移籍によりUDオリヴェイレンセに所属しています。今シーズン、彼は公式戦に14試合出場し、チームの中心選手としてトップ下のポジションでスタメンに定着しつつあります。
試合は悪天候の中で行われ、ピッチコンディションが良くない中でも永田選手はその能力を存分に発揮しました。試合は1-1の状態で迎えた65分、コーナーキックのこぼれ球に反応し、ペナルティエリア外から正確な左足でシュートを放ちました。強烈なミドルシュートは相手GKの手をかすめてゴールに吸い込まれ、素晴らしい一発となりました。この得点は首位争いを繰り広げるチームにとって価値のあるものであり、永田選手の重要な役割が改めて証明されました。
73分までプレーした永田選手は、最終的に試合は2-2のドローで終わったものの、自らの活躍に自信を深めたことでしょう。
選手コメント
試合後、永田選手は次のように語っています。「今日のペナフィエルは開幕戦の相手ですが、私はその時ベンチ外だったので、リベンジの気持ちと、首位のチームにどれだけ通用するかを確認したくてモチベーションが高い試合でした。得点したシーンは、コーナーキックのこぼれ球に反応し、密集した状態でしっかり振り抜いた結果、上手くゴールに繋がりました。マンオブザマッチはマリティモ戦で獲得したかったので、獲れて嬉しいです。これからもこの活躍を続け、もっとマンオブザマッチを取れるように頑張りたいです。」
永田選手は、日本のファンに向けてもメッセージを送りました。「今、日本はオフシーズンですが、少しでもオリヴェイレンセの試合をDAZNで観てくれると嬉しいです」。
日本とポルトガルの架け橋
永田選手の活躍の背景には、横浜FCを保有する株式会社ONODERA GROUPのマルチクラブオーナーシップという取り組みがあります。2022年11月にはUDオリヴェイレンセの経営権を取得し、国内初の試みとして注目を集めています。この取り組みにより日本の若い選手たちが国際的な舞台で挑戦できる機会が増え、ブランディングのさらなる強化が期待されています。
両クラブが目指すのは、日本サッカーの強化と発展です。今後も永田選手の活躍とともに、この新しい風を吹き込む取り組みが成功することを願っています。彼の日々の努力と活躍が、多くの若者たちの憧れとなり、彼らにサッカーの夢を与えてくれることでしょう。