イトーキの新作ワークチェア『SHIGA』が登場
株式会社イトーキが、新しいワークチェア『SHIGA(シガ)』を2025年12月から法人および個人向けに発売することを発表しました。本製品は、モダンでミニマムなデザインと、エルゴノミクスに基づく快適性を兼ね備えており、ワークスタイルの多様化が進む現代に適した家具として注目されています。
開発の背景
近年、働く場所や方法が多様化する中で、オフィスの価値も見直されています。イトーキは、インスピレーションを与えるデザインや長時間でも快適に使用できる機能的な家具が求められていることを受けて、『SHIGA』の開発に着手しました。ミニマムなフォルムにエルゴノミクスを取り入れ、心地良さと美しさを両立したチェアとして生まれたのです。
デザインの特長
1. 軽やかな印象を与えるフォルム
背もたれと座面の間に余白を設けることで、圧迫感を軽減し、光や空気が通り抜けるデザインを実現しました。これにより、空間に軽やかさを加え、従来のタスクチェアの重厚さを抑えた印象を与えます。
2. 連続性のある背のライン
背もたれは「double」と「triple」の2タイプがあり、連続したラインが空間に広がりと整然とした印象をもたらします。統一感のあるデザインが、オフィスや住空間に自然に馴染みます。
3. 静けさを纏うフォルム
シンプルなスクエアシルエットでありながら、エルゴノミクスに基づいた曲線を内包したデザインは、主張しすぎず、使用する人を引き立てます。柔らかく体を支える快適性を両立させています。
快適な使用感を生む機能性
1. 極薄のメカボックスによるロッキング機構
座面下に収められた薄型メカボックスが、エルゴノミクスに基づく柔軟なロッキング機構を実現。これにより、体重移動に合わせた自然な姿勢変化をサポートし、安定した座り心地を保つことができます。
2. シンプルな操作レバー
座面下の操作レバーを一本化し、昇降や背もたれの角度を容易に調整できる構造にしました。この使いやすさは、日常の快適さを向上させるポイントとなります。
3. アームレストの質感
アルミ製のアームレストは重厚感を演出し、好みの高さに調整可能なアジャスタブル機能を持っています。インテリアに自然に溶け込むデザインです。
幅広いバリエーション
『SHIGA』は、オフィスから住居空間まで様々なシーンに適合します。豊富なカラーオプション(単色・ツートーン・本革など)が用意されており、約500通りの組み合わせが可能です。
日本製の技術
『SHIGA』という名称は、滋賀県近江八幡市にあるイトーキの工場に由来します。本社は高い品質管理とクラフトマンシップを大切にしており、この設計技術と生産技術が『SHIGA』の特長を支えています。
著名なデザイナーにより設計
デザインスタジオエスの代表である柴田文江氏が手掛けたこの製品は、多くの受賞歴を持つ経験豊富なデザイナーによるもの。日本国内外で幅広いプロジェクトを進めています。
実際に体験できる機会
イトーキは11月13日より、東京のショールーム「ZA SALON TOKYO」で『SHIGA』を含む製品を体験できる機会を提供します。利用者は実際に座り心地を試し、自分に合ったワークチェアを選ぶことができます。
まとめ
『SHIGA』は、現代の多様化する働き方に応えたワークチェアです。ミニマルなデザインと快適な機能性を兼ね備えたこのチェアは、オフィスや自宅での作業効率を向上させることが期待されています。2025年12月からの発売をお楽しみに。