エイブル・アート30周年
2025-02-14 20:21:22

エイブル・アート30周年 記念出版:播磨靖夫の遺作が提示する未来への道

エイブル・アート30周年 記念出版:播磨靖夫の遺作が提示する未来への道



2025年1月25日、株式会社どく社は障がいのある人の芸術的表現を支え続けた播磨靖夫氏の遺作『人と人のあいだを生きる最終講義エイブル・アート・ムーブメント』を刊行します。この著作は、播磨氏の半世紀にわたる活動の集大成であり、これまでの努力がどのように役立ったのかを振り返る貴重な一冊です。定価は2,750円(税込)、全200ページの内容となっています。

播磨靖夫氏は、神戸生まれで奈良で活躍した文化功労者です。彼は新聞記者としてキャリアをスタートさせた後、障がい者たちが活躍できる『たんぽぽの家』を設立しました。また、音楽祭やエイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)を提案しながら、ケアとアートを結ぶ市民運動を展開してきました。これらの活動は、多くの人々に障がい者の芸術的な表現の可能性を示し、精神的な支柱として支えあう社会の形成に寄与してきたと言えます。

2025年は、阪神・淡路大震災を機にボランティアやNPOが広まった年から30周年にあたります。播磨氏は、震災後に文化芸術の復興を目指しエイブル・アート・ムーブメントを立ち上げ、社會の共生的未来を訴えてきました。その視点から、病床にて播磨氏は「最終講義」としてこの書を執筆しました。播磨氏は、2024年の秋、享年82歳で逝去しました。

本書は、播磨氏が心血を注ぎ込んだ「最終講義」と称される内容で、障がいのある人々と共に生きるための知恵、人と人との関係構築の大切さがテーマとなっています。彼が語る中での言葉の数々は、意義深く、読者に対し大きな感動を与えることでしょう。

内容の概要


本書には、次のような章が含まれています:
  • - 最終講義エイブル・アート・ムーブメント: 彼が伝えたかった思想や理念が中心。
  • - 可能性の芸術論: これまでの活動を通して練られた考察を収めた芸術論。
  • - 播磨靖夫の視点原点: 彼の思想の灯火であり、意義をもたらしたエッセイや原稿を集めています。

また、解説を担当した哲学者・鷲田清一氏が、播磨氏の言葉の中で残された「遠いところ、弱いところ、小さいところに種があるのです」というメッセージを通じ、より深く彼の想いを伝えています。

播磨氏の活動によって、多くの人々が障がいのある人々の表現に対する理解を深め、共生の価値を見いだしました。彼の遺した思想と実践は、今後の社会においても大きくかかわってくることでしょう。

この本を通じて、読者もまた、他者と共に生きることの大切さ、新たな視点を得る契機となるに違いありません。彼の思いや遺志を受け継ぎ、さらなる未来への道筋を作るために、今こそ彼のメッセージに耳を傾け、一緒に考えるべき時なのです。ぜひ手に取って、播磨靖夫氏の思想の深さを体感してみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

画像24

画像25

会社情報

会社名
株式会社どく社
住所
大阪府大阪市中央区北浜東1-29 5F
電話番号
06-7777-4828

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。