新しい360度LiDARセンサーキットが登場
ジャパンマテリアル株式会社が、オランダのNexmosphere社と協力し、インタラクティブなサイネージ体験を実現する『LiDARセンサーキット』を4月18日に発売しました。この製品は、周囲360度を測定できるセンサーを搭載しており、人や物体を高精度で検知する能力を持っています。
LiDARセンサーの革新性
このLiDARセンサーは、最長5メートルの距離で人や物を感知し、その情報を基にサイネージコンテンツを自動で切り替えます。これにより、陳列棚から商品を取った時や人物が立っている位置に応じて、適切なコンテンツを瞬時に表示することが可能になります。これまでにない没入感あふれるインタラクティブ体験を提供することが期待されています。
使いやすさと拡張性
本製品は、LiDARセンサーとコントローラー、更には接続用ケーブルがセットになっているキット形態で販売されます。特に、トリガー設定は「BrightSign」のオーサリングソフトウェア「BrightAuthor:connected」を用いて直感的に行うことができ、使いやすさが際立っています。また、過去のコンテンツ再生ログを保存できるため、マーケティング活動にも活用できる点が魅力です。
さらに、1つのコントローラーに最大8つのセンサーを接続でき、必要に応じて追加センサーをオプションで購入することも可能です。これにより、より多様なユーズケースに応じたサイネージが実現します。
XNコントローラーキットの同時発売
LiDARセンサーキットと同時に、複数のセンサーやスイッチボタンを接続できる『XNコントローラーキット』も発売されます。このコントローラーとケーブルをセットにした商品を利用することで、Nexmosphere社の様々なインタラクティブセンサーを自由に組み合わせ、個性的なサイネージシステムを構築することができます。設定作業もオーサリングソフトウェア「BrightAuthor:connected」で直感的に行えます。
Nexmosphere社の背景
Nexmosphere社は、2016年にオランダで設立された企業で、デジタルサイネージやPOS向けのセンサーやコントローラーの開発・製造を行っています。彼らの理念は、「あらゆるデジタルディスプレイを魅力的な体験に変える」というもので、顧客にインタラクティブな体験を提供することを目指しています。
BrightSign社について
BrightSign社は、2002年に設立され、カリフォルニア州を拠点にデジタルサイネージプレーヤー「BrightSign」を開発しています。現在では、全世界で250万台以上の出荷実績を持ち、デジタルサイネージ業界のリーダーとして高い評価を受けています。
販売情報とお問い合わせ
サイネージ業界に革命をもたらす新しいLiDARセンサーキットの価格はオープンで、詳細は公式ウェブサイトに掲載されています。また、製品に関するお問い合わせは、東京本部内のグラフィックスソリューション部までお願い致します。商品名は各社の商標または登録商標であることにご注意ください。
この新しいサイネージ体験が、どのように商業空間を変えていくのか、今後の展開に目が離せません。