「もりビオ」が認定
2025-09-17 12:17:19

旭化成の守山製造所が環境省の認定を受けたビオトープ「もりビオ」

旭化成守山製造所のビオトープ「もりビオ」が認定



旭化成株式会社は、当社守山製造所にあるビオトープ「もりビオ」が環境省による自然共生サイトに認定されたと発表しました。この認定は、国際的な生物多様性保全の取り組み「30by30」の一環として行われ、環境への配慮が企業の重要な責務であるとする姿勢が反映されています。

「もりビオ」は2021年に設立されたビオトープで、滋賀県守山市に位置しています。ここは、旭化成のグループビジョンに基づき、環境との共生を実現するために作られた場所です。守山製造所は地域の水源を守るため、井戸からくみ上げた地下水を工業用水として使用しており、そのため排水管理が地域の生態系にとって非常に重要な役割を果たしています。

この地域には、かつて水源として機能していた溜め池が存在し、地域社会とのつながりが深い歴史があります。この背景を踏まえ、守山製造所は滋賀県立琵琶湖博物館や近隣の自治会と協力し、地域の生物多様性を維持するための活動を行っています。

具体的には、淡水魚のハリヨやトンボといった生物の保全に取り組んでおり、特に「もりビオ」内でハリヨの生息に適した環境を整えるために、水温が20℃以下の湧水環境や、トンボの活動を促進する湿地や緑地を創出しました。この取り組みが評価され、滋賀県による希少生物の保護増殖事業の認定も取得しています。

今後も旭化成は、ビオトープ「もりビオ」を基盤にして、地域の生物多様性を守るための活動を続けていきます。地元の環境問題に対する意識を高め、未来の世代に受け継ぐことを目指しています。

30by30とは


2030年までに陸と海の30%以上を保全するというこの目標は、生物多様性の損失を食い止め、人と自然とのつながりを回復し、経済や社会、環境課題を同時に解決するための基盤となります。このような取り組みは、持続可能な社会の実現に貢献すると期待されています。

自然共生サイトとは


自然共生サイトは、環境省が2019年から開始したプログラムで、民間の取り組みを通じて生物多様性の保全が進められている地域が認定されます。旭化成では、2019年に静岡県富士市にある「あさひ・いのちの森」が認定を受けており、今回の「もりビオ」と併せて積極的に環境保全活動を推進しています。

このように旭化成は、環境との調和を大切にしながら、企業の社会的責任を果たしていく姿勢を示しています。地域の自然を守り、持続可能な未来に向けた取り組みを着実に進めていくことが求められています。


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会社情報

会社名
旭化成株式会社
住所
東京都千代田区有楽町1-1-2日比谷三井タワー
電話番号
03-6699-3000

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