企業の原点を探るシリーズ展のご紹介
2015年10月3日から11月29日まで、渋沢史料館にて新たな企画展が開催されます。この展覧会は、渋沢栄一と日本の銀行業の歴史を深く掘り下げるもので、特に第一国立銀行にまつわる貴重な資料が展示されます。無料入館日も設定されており、多くの来館者に訪れるチャンスが提供されています。
展示の見どころ
本展では、みずほ銀行所蔵のさまざまな資料が揃い、日本初の近代的な銀行である第一国立銀行の創業期の資料についても幅広く紹介されます。特に、渋沢栄一が銀行制度を構築するために尽力した経緯や、その精神を受け継いで日本に銀行業を広めようとした思いについての資料が注目されています。
展示は大きく分けて序章と数つの章から構成され、江戸時代の金融観から始まり、銀行制度の発展、模型銀行の設立、さらには開業から危機を克服するまでの歴史を辿る内容となっています。最終章では、銀行業がどのように公益に貢献するかに焦点を当てています。
主な展示資料
中でも、渋沢栄一の肖像写真や、第一国立銀行創立証書、また渋沢栄一が使用していた執務机や椅子など、歴史的に貴重な資料が展示され、来場者に当時の雰囲気を感じてもらえるよう工夫されています。これらの資料を通じて、渋沢栄一がいかに banks を日本に根付かせるために尽力したかを理解することができるでしょう。
シンポジウム情報
また、関連イベントとしてシンポジウムも開催されます。第一回目は10月26日に新潟で行われ「長岡地域の先人に学ぶ地方創生のありかた」と題して、地域創生についての議論が展開されます。続いて、11月21日には東京で「企業の原点を探る―渋沢栄一と第一国立銀行」が行われ、渋沢栄一の役割について深く掘り下げます。最終回の11月27日には、再び東京で「今、金融に期待すること―渋沢栄一の精神を生かして」というテーマのもと、多様な視点から金融の未来を考えるシンポジウムが開催されます。
見逃せない体験
この企画展は、渋沢栄一に興味がある方や、日本の歴史に関心がある方にとって見逃せない場所です。現代の金融システムを支える銀行業の成り立ちを学び、栄一の精神を感じ取るための貴重な機会をぜひ活用してみてください。入館料もお手頃で、数々の資料を目にすることで歴史を身近に感じることができ、家庭での会話のネタとしても役立つことでしょう。加えて、ギャラリートークも定期的に予定されているため、より深い理解を得るための手段としてもおすすめです。
公式サイトと問合せ先
詳細については、渋沢史料館の
公式ウェブサイトを確認するか、または電話03-3910-0005までお問合せください。