新潟市に設立された「新潟イノベーションラボ」
新潟市において、プログレス・テクノロジーズ株式会社が新たに「新潟イノベーションラボ」を開設しました。この施設は、地方創生を目指し、産学官連携による技術開発や国内トップメーカーとの提携を通じ、本県のものづくり産業の活性化を図ることを目的としています。
表敬訪問と感謝状贈呈式
2024年8月6日、新潟市の中原八一市長を訪問し、「企業版ふるさと納税」に対する感謝状を受け取る式典が行われました。この贈呈式には新潟市の職員や地元関係者も参加。プログレス・テクノロジーズの代表取締役、中山岳人氏が新潟市に進出した理由や今後の雇用計画、産学官連携について意気込みを語り、地域への貢献の姿勢を示しました。
中原市長は、若者の流出が新潟市にとって大きな課題であるとし、地域に留まる人材の育成と雇用の創出の重要性を強調しました。一方、新潟県の産業立地課の課長、角氏は、理系学生の県内就職が少ない現状に対し、製造業の活性化が必要であると述べ、新潟イノベーションラボの設立がその解決に寄与することを期待しています。
新潟イノベーションラボの設立背景
プログレス・テクノロジーズは国内での技術力に自信を持つエンジニアリング企業であり、設計開発の革新に取り組んできました。しかし、日本が直面するエンジニア不足の問題により、ものづくりの先進国からの衰退が懸念されています。この現状を打開するために、新潟市に拠点を設立することで、優秀な人材の確保と地域経済の活性化を目指しています。
新潟市は、高レベルな産学官連携が可能な地域として知られ、製造業に婦人との協力・共創が期待されています。また、首都圏に負けない雇用条件を提供することで、地域への若者定住を促進していく計画です。
提供される主なサービス
新潟イノベーションラボでは、以下のようなビジネスモデルを通じて地域の活性化を目指しています。
- - 設計開発に関するコンサルティング
- - 国内トップメーカーとの共同研究を含む産学官連携
- - イノベーティブ製品の開発
- - 人材育成支援
これらの活動により、地域企業との連携を通じて、新しいものづくりの形を共創していくことが期待されています。
今後の展望
新潟イノベーションラボは、今後5年で35名以上の地元採用を目指すほか、地方創生を推進するためのハイレベルなデジタル化に取り組んでいきます。これにより、「日本のものづくり産業」を支える技術特化型企業として新たな価値を創造することを目指します。
新潟県新潟市に立地するこのラボが、全国のものづくり業界にプラスの影響を与え、地域経済の発展に寄与することが期待されています。