ウェビナー視聴者の約70％がアーカイブ配信を重視する傾向を調査が明らかに

ウェビナー視聴者のアーカイブ配信重視傾向

株式会社シャノンとInnovation X Solutionsは最近、企業におけるウェビナーに関するアンケートを実施しました。この調査は、視聴者と企業のそれぞれの意識を探ることを目的としており、多くの興味深い結果が出ました。

ウェビナー視聴頻度の増加

調査では、視聴者の約6割が「2024年と比べて2025年はウェビナーの視聴頻度が増加した」と回答しました。これは、コロナ禍の影響でウェビナーの視聴が促進された時期と合致しており、今後もこのトレンドが続く可能性を示しています。特に、2022年の調査結果と同様に、視聴者の関心が持続していることがわかります。

一方、ウェビナーを開催している企業は、2024年と2025年の結果を比較すると、「増えた」との回答が約3割、「変わらない」が約5割という結果でした。これにより、企業のウェビナー実施頻度はしっかりと保たれていると言えるでしょう。

視聴者の参加メリット

視聴者がウェビナーに参加する主な理由は、「移動がない」という点が約7割を占める結果となりましたが、年代別で見ると興味深い違いが見られました。特に20代は「再生速度の調整やスキップができる自分のペースで視聴できる」に約7割が同意し、30代は「スマホで手軽に視聴できる」を選択する傾向が強かったのです。

アーカイブ視聴の重要性

さらに、視聴者の中でウェビナーのアーカイブ視聴経験があるのは約9割となり、その中でアーカイブが申し込みの決め手になったという回答は約7割に達しました。特に、40代以下の視聴者ではこの割合が約8割という結果も示され、アーカイブ配信の重要性が際立っています。

一方で、ウェビナーを開催する企業のうち、アーカイブ配信を行った企業は約5割に留まっています。このギャップは、視聴者がアーカイブを求めている一方で、提供側の企業がそのニーズに応えきれていないことを示しています。