日本ロレアル、LGBTQ+への配慮で3年連続最高評価!
世界的な化粧品メーカー、ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社が、LGBTQ+の職場環境評価指標である「PRIDE指標2024」において、3年連続で最高評価のゴールドを受賞しました。
これは、同社の多様性、公平性、包括性(DE&I)への積極的な取り組みが評価された結果と言えるでしょう。日本ロレアルは、「すべての人のための美、一人ひとりのための美」という理念のもと、社員一人ひとりの個性を尊重し、働きやすい環境づくりに力を入れています。
多様性を尊重する具体的な取り組み
日本ロレアルのDE&Iへの取り組みは多岐に渡ります。
まず、ジェンダー、性自認、性的指向、障がい、年齢、国籍、宗教などを理由とする差別を一切許容しないという明確な方針を打ち出しています。
具体的な施策として、2023年10月からは事実婚や同性パートナーを対象に、配偶者と同等の福利厚生を受けられる「パートナーシップ制度」を導入しました。これは、社員の多様なライフスタイルを支援する取り組みとして高く評価できます。
また、12月には社員向けのDE&Iウィークを開催。LGBTQIA+に関する講演会やワークショップを実施し、社員の理解を深めるための教育にも力を入れています。
さらに、社内にはDE&Iコミッティが設置され、研修の実施やイベントの企画を通して、社員間の理解と相互尊重の文化醸成に貢献しています。その結果、DE&Iを推進するアライのメンバー数は、前年度の36人から80人に増加。社内イントラネットやイベントを通じた積極的な情報発信により、今年の『東京レインボーパレード』への参加者は、前年より100人増の約250人に上ったとのことです。
代表取締役社長のコメント
日本ロレアル代表取締役社長のジャン=ピエール・シャリトン氏は、今回の受賞について、「大変光栄に思う」とコメント。DE&Iコミッティとアライメンバーのリーダーシップを高く評価し、全社員が輝ける職場環境づくりを目指していくと力強く語っています。
ロレアルグループのDE&Iへの取り組み
ロレアルグループは、世界をつき動かす美の創造をパーパス(存在意義)として掲げ、DE&Iを企業文化の中核に据えています。多様なブランドポートフォリオと、持続可能な発展のための「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じて、世界中の人々に美を提供することに尽力しています。
まとめ
日本ロレアルの3年連続ゴールド受賞は、単なる企業努力の成果ではなく、多様性と包括性を真摯に受け止め、具体的な行動へと移している証です。この取り組みは、他の企業にとっても大きな示唆を与え、今後のDE&I推進において参考になるでしょう。日本ロレアルの今後の取り組みにも期待が高まります。