音楽の楽しさを再発見!『Spicy Sessions -THE LIVE-』
2023年12月、CS放送「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」にて放送される音楽番組『Spicy Sessions』の特別ライブイベントが神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催されました。この番組は、ゴスペラーズの黒沢 薫と乃木坂46の中西アルノがMCを務め、刺激的な音楽体験を提供しています。2025年10月の初イベント「Spicy Sessions -THE LIVE-」では、チケット入手が難しいプレミアムな一夜となり、多くのファンが集まりました。
イベント当日は、巨大なスクリーンがステージバックに設置され、過去の名シーンのダイジェストが流れるなど、視覚的にも楽しませてくれました。特に、ライブイベントであの規模のスクリーンが使われるのは珍しく、新たな試みが評価されています。番組プロデューサーの竹中優介氏は「歌っている時の表情をしっかり見せたい」と意図を語り、音楽と表現の一体感を大切にしていることが伝わりました。
ライブの魅力とアーティストたちの想い
「Spicy Sessions -THE LIVE-」は、音楽の深い感動を届けるため、番組のスタッフが手がけた力作です。黒沢と中西の他にも、Little Glee Monsterのかれんやmiyou、平原綾香といった多彩なゲストが参加し、リハーサルに励む彼らの姿が印象的でした。特に中西は、初めて生バンドでのライブを経験し、観客との距離感を楽しんでいました。
イベントの中で、かれんとmiyouは「Pop Like A Star」を披露し、カラフルなライティングの中で聴く者を魅了しました。続いて、三浦大知の「ふれあうだけで~Always with you~」やダニエル・シーザー&H.E.R.の「Best Part」など、観客を巻き込んでの熱演が展開され、特に後者の歌唱は互いの声が引き立て合い、素晴らしいパフォーマンスとなりました。
平原綾香の登場とセッションの進化
続くゲストの平原綾香が登場すると、観客の期待は高まりました。彼女は2024年リリース予定の曲「虹の向こうへ」をサックス伴奏と共に歌い上げ、感動を呼び起こしました。「正解が見えないセッションの楽しさ」を体現する彼女の言葉は、音楽が持つ即興の魅力をよく表現していました。さらに、「Georgia On My Mind」や玉置浩二の「ロマン」のセッションも行われ、各アーティストが響き合いながら、新たな音楽を創造する瞬間を体感しました。
熱気溢れるアンコールと未来への期待
最後にアンコールの時間がやってきました。バンドメンバーによるソロ演奏披露を介して、徐々に雰囲気が高まります。そして締めくくりには、黒沢と中西が共演してロゼとブルーノ・マーズの「APT.」を堂々と披露し、観客も一緒に楽しむ空間が広がりました。「ありがとう」を叫ぶ姿は、共演者とファンの絆が強く結ばれている証です。
このイベントは、数多くのセッションを重ねてきた「Spicy Sessions」の集大成であり、これからも続く音楽の進化を示す通過点でもありました。今後の活躍が楽しみで仕方ありません。
MCインタビューから見るアーティストの成長
イベント終了後、黒沢と中西にインタビューを行いました。中西は「This Is Me」を選曲した理由として、番組のテーマを体現していると語り、自身がファンとして出演者をサポートしたいという意欲を持っていたことを明かしました。また、黒沢は中西が自分の良さを理解し、それを活かしたパフォーマンスを見せることができたことに感銘を受けたと述べ、この夜の特別な一体感がそこにあったことを語りました。
次回も素晴らしい音楽体験が提供されることを期待せずにはいられません。