オリンパスが気候変動分野での最高評価を取得
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、国際的な環境団体CDPから2024年度の気候変動部門において「Aリスト」企業に選ばれました。この「Aリスト」は、気候変動に対する目標設定や活動内容が優れている企業に与えられるもので、オリンパスの取り組みが高く評価された証です。
CDPとは何か?
CDPは、世界中の企業や自治体の気候変動対策、及び水資源管理に関する情報の開示を促進する非営利団体です。毎年、約24,800社が評価の対象となり、その中には日本の企業も2100社以上が含まれています。オリンパスが選ばれた背景には、彼らの環境への配慮や透明性の高い情報開示があるとされます。
オリンパスグループの取り組み
オリンパスはESG戦略の一環として、「社会と調和した脱炭素・循環型社会の実現」を目指しています。特に、2023年5月には、サプライチェーン全体の温室効果ガスの排出を2040年までにネットゼロにするという大胆な目標を策定しました。また、SBTi(科学的に基づいたターゲットイニシアティブ)からもネットゼロ目標の認定を受けています。
このような取り組みを進める中で、オリンパスは製造プロセスの改善や省エネルギー施策の実施、再生可能エネルギーへ段階的に移行することに努めています。
持続可能なビジネスの推進
加えて、オリンパスはサプライチェーン全体での環境負荷の削減にも注力しています。環境配慮型製品の開発、物流の効率改善、サプライヤーとの協力による排出削減目標の設定など、持続可能なビジネスを支える取り組みが進められています。
経営トップのメッセージ
オリンパスの取締役会長兼ESGオフィサーである竹内康雄氏は、「私たちには、世界の人々の健康と安心、心の豊かさを実現することが存在意義であり、そのためにESGの考え方を経営戦略に組み込むことが重要だと考えています。」とのメッセージを発表しました。
竹内氏はさらに、「今回のAリスト選定は、当社の気候変動に対する取り組みや透明性の高い情報開示が評価されたものです。私たちは、地球や社会の持続的な開発に貢献しつつ、企業としての成長と価値の創出も実現していきます。」と今後の展望について述べています。
まとめ
オリンパスの取り組みは、単なる企業活動にとどまらず、地球環境や社会に対する大きな責任を持ったものであることがわかります。持続可能でレジリエントな未来を構築するために、今後も継続的な努力が求められるでしょう。オリンパスの詳細な取り組みについては、公式のサステナビリティページもぜひご確認ください。