エフピコの新製品「APデリオ」シリーズ
株式会社エフピコが新たに登場させた惣菜容器「APデリオ」は、現代のニーズに応えるべく設計された製品です。昨今、惣菜業界においては自動化が進んでおり、プロセスセンターの新設や増設が行われる中、自動蓋閉め機の導入が急速に拡大しています。丸一年で商談報告件数が約3倍に増加したことからも、その注目度の高さが伺えます。しかし、すべての拠点での自動化が難しいことから、手動で蓋を閉めることも引き続き行われています。それに伴い、容器には機械でも手作業でも対応できる強度が求められるようになっています。
環境配慮と軽量化
また、環境への配慮も重要な要素となっています。「APデリオ」シリーズでは、プラスチック使用量の削減や軽量化が大きなテーマとなっています。新しいシリーズは、従来の惣菜容器に比べて最大で17%軽量化され、エフピコの中でも最軽量を実現しています。例えば、「APデリオ 18-13(17)」の重量を従来品の16.4gから13.6gにまで削減しました。
独自の機構
「APデリオ」シリーズの設計には、特別な自社開発の機構が用いられています。まず、自動蓋閉め機と手作業の両方に対応するために、本体と蓋を支えるリブ構造を取り入れ、強度を確保しつつ容器の潰れを防止します。また、汁漏れを抑える独自機構により、内容物が漏れにくくなっています。これにより、飲食店や弁当屋など、チャレンジングなビジネスシーンでの使用にも耐えられます。
環境配慮の素材
シリーズには、再生PET素材である「エコAPET」が採用されており、環境にやさしい選択肢として提案されています。エコマークやペットボトルリサイクル品マークが付与されており、お客様に安心して選んでもらえる製品となっています。
多様なサイズと組み合わせ
「APデリオ」シリーズには、豊富な本体サイズ(26型)と蓋の種類(24型)が揃っており、様々な量目に対応可能です。内容量は、本体の深さや異なる高さの蓋を使うことで一つの本体サイズで最大9通り展開され、バリエーション豊かな惣菜を提供することができます。さらに、エコ透明、エコ白、エコブルー、エコ黒といった色の選択肢も用意されています。
まとめ
このように、エフピコの「APデリオ」シリーズは、惣菜業界における自動化のニーズと環境配慮のトレンドを捉え、使いやすさと効率性を追求した製品です。これまでの惣菜容器とは一線を画し、今後の市場において大きな影響を与えることでしょう。環境に優しい選択をしたい方々には、注目されるべき製品となっています。