データが変える屋外イベント
2025-10-27 11:08:25

屋外イベントをデータで可視化。Geoloniaとジオテクノロジーズの新サービス

屋外イベントをデータで可視化する新たな挑戦



株式会社Geoloniaとジオテクノロジーズ株式会社が共同で提供する屋外イベント効果測定サービスが、業界初となる試みとして始まりました。東京都文京区に拠点を置く両社は、匿名化された人流データや位置情報を基に、イベントの実施効果を定量的に測定することができる手法を開発しました。これにより、自治体や企業はイベントの効果をデータによって把握し、戦略立案や施策の改善に役立てることが可能になります。

背景:地域イベントの重要性



現在、全国各地で地域資源を活用した屋外イベントが盛んに開催されています。これらのイベントは、地域振興や観光促進に寄与し、特に官民連携による取り組みが進んでいます。しかし、観客の動きが自由であるため、来場者数や滞在時間、地域への経済効果を定量的に測ることは難しいという課題がありました。

持続可能な地域振興を実現するためには、これらの屋外イベントの影響をデータ化し、可視化することが求められています。Geoloniaとジオテクノロジーズは、このニーズに応える形で共同プロジェクトを立ち上げました。

サービスの詳細と機能



新たに提供されるサービスでは、ジオテクノロジーズが保有する匿名化処理された人流データ「Geo-People」と、位置情報に基づくアンケート調査の「Geo-Research」を統合。これによりイベント前後の観客の行動や満足度を詳細に分析することができます。

例えば、参加者がどの時間帯にどの場所から来場し、どのように移動したのかを時系列で把握することができます。また、参加者の満足度や再訪意向といった生の声も収集し、質の高いデータを提供します。それらのデータはGeoloniaの可視化技術により、直感的に理解できるダッシュボードとしてまとめられます。

このサービスの導入により、自治体や企業はイベントの効果を視覚的に捉え、具体的な施策へと反映できる体制が整います。

期待される効果と未来への展望



今回の取り組みにより、屋外イベントがもたらす地域経済への影響や集客効果を客観的なデータで示すことが可能になります。参画した自治体やコマーシャル団体は、来場者数や滞在時間、また観客からのフィードバックを通じて、イベントの実施効果を正確に測定できます。

これは次回のイベントの改善や新たな戦略の立案に繋がり、イベントの価値を最大限に引き出すことが期待されます。両社は単にデータを提供するだけでなく、地域振興のためのデータドリブンなイベント運営を推進し、エンターテインメント産業の発展にも寄与することを目指しています。

企業紹介:ジオテクノロジーズ



ジオテクノロジーズは、1994年に設立され、デジタル地図に特化した企業です。高精度な地図データを提供し、カーナビゲーションや法人向けソリューションにおいて高い実績を持っています。また、近年はポイ活アプリ「トリマ」などを通じてユーザーとの接点を広げ、人流やその背景に関するデータをリアルタイムで把握しています。社会のニーズに応じたデータ提供に力を入れており、持続可能な未来の実現に貢献しています。

企業紹介:Geolonia



Geoloniaは2019年に設立された位置情報スタートアップです。国土地理院のパートナーとして、ウェブ地図提供や位置情報開発支援の事業を展開しており、スマートシティ構築に向けたアーキテクチャ提案にも関与しています。地理空間データを用いた新しいビジネスモデルを追求し、位置情報サービスの発展に寄与している企業です。

この新たなサービスの立ち上げによって、地方の魅力を引き出すイベントがデータをもとにさらなる発展を遂げることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社 Geolonia
住所
東京都文京区本駒込二丁目28番8号文京グリーンコートセンターオフィス 22F
電話番号

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