李炯植氏が新公益連盟共同代表に就任
認定NPO法人Learning for All(LFA)の代表、李炯植(り ひょんしぎ)氏が、NPO法人クロスフィールズの小沼大地氏、NPO法人WELgeeの渡部カンコロンゴ清花氏と共に新公益連盟の共同代表に選ばれました。新公益連盟は、NPOや社会的企業が連携し、社会問題の解決を目指す団体です。
李氏の新たな挑戦
新公益連盟の共同代表として、李氏は貧困や教育機会の不平等を含む多様な社会課題に対して強力な行動を行うことを表明しています。これにより、LFAはソーシャルセクター全体の連携と進化を実現することを目指します。この新たな決意が、教育や支援を必要とする多くの子どもたちにどのような影響を与えるのか、期待が寄せられています。
理事就任の経緯
李氏は2024年2月より新公益連盟の理事を務め、同年10月の臨時総会で共同代表に就任しました。新たな体制では、以下の4つの柱を基にソーシャルセクターの発展に寄与することを掲げています。
1. ソーシャルセクターのリブランディングに向けた対話と発信の推進
2. ビジネスセクターとの健全な協力関係の構築
3. 次世代の人材育成
4. 適切な運営と組織基盤の強化
李氏の略歴
李炯植氏は1990年に兵庫県で生まれ、東京大学大学院教育学研究科を修了しました。2014年にはLFAを設立し、現在に至るまで代表理事を務めています。困難を抱える子どもたちに対して無償の学習支援や居場所づくりを実施。全国子どもの貧困・教育支援団体協議会の副代表理事、新公益連盟の理事など、多くの役割を果たしてきました。また、2022年には「内閣官房のこどもの居場所づくりに関する検討委員会」の委員にも選出されています。
コメント
新公益連盟の共同代表に就任したことについて、李氏は「多くの課題が残されている社会で、これまでの経験を生かしながら持続可能な解決策を共に創り上げていきたい」と語っています。この意気込みが、今後の活動にどのように反映されるのか注目されます。
新公益連盟について
新公益連盟は、NPOや社会的企業のアクションチームを結成し、社会課題解決に向けた制度改革、さまざまなセクターとの協働、及びソーシャルセクターの経営力強化を行う団体です。設立は2017年10月で、現在185団体が加盟。公益の増進を目指し、社会的排除や貧困、不正に苦しむ人々をエンパワーメントする活動を展開しています。
Learning for Allについて
LFAは「子どもの貧困に、本質的解決を。」というミッションを掲げ、困難を抱える子どもたちへの支援を展開しています。設立からこれまでに11,800人を超える子どもたちに手を差し伸べ、地域社会と連携して「地域協働型子ども包括支援」のモデルを構築しています。すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、自分らしい人生を築ける社会の実現を目指しています。