株式会社キミカが「NIKKEI ブルーオーシャン大賞」資源循環部門を受賞
株式会社キミカが、第一回「NIKKEI ブルーオーシャン大賞」において資源循環部門の賞を受賞しました。この賞は、海洋環境の保全や水産資源の持続的な利用に寄与する企業や団体を評価するもので、特に気候変動や生物多様性の保護に向けた具体的な活動を基に選定されています。キミカの受賞理由は、その独自の取り組みが環境への配慮と社会の問題解決にどのように寄与しているかに触れています。
流通構造の確立と地域貢献
キミカは、漂着海藻を原料としてアルギン酸を80年以上提供しており、他に利用方法がない海藻を有効活用しています。これにより海洋環境を保護しながら、持続的な供給を行っています。また、揺れ動く市場状況に惑わされることなく、チリの漁民から安定的に海藻を調達し続けています。この結果、キミカは海藻市場の安定化に貢献し、1万人以上の漁民の生活を支えることにも成功しました。
環境負荷の軽減と循環型社会の実現
さらに、キミカは潮風を利用した天日乾燥の手法を確立し、二酸化炭素の排出を減らしています。アルギン酸を抽出した後に残る海藻の残渣も肥料や飼料として活用することで、循環型経済の実践が透明に進められています。これらの取り組みは、環境への影響を最小限に抑えるための重要な施策とされています。
SDGsフロントランナーとしての認知
キミカは、SDGsの推進においても重要な役割を果たしています。2020年には日本のSDGsの最高賞「ジャパンSDGsアワード」の特別賞を獲得し、2021年には環境大臣賞を2度受賞。2022年には世界で最も権威のある環境賞「アースショット賞」にノミネートされるなど、その評価は国内外で極めて高くなっています。
今後の展望
受賞を機に、キミカはさらなる海洋環境の保全と資源の適正利用に努め、持続可能な社会の実現に貢献する姿勢を貫いていく予定です。これまでの実績に加え、より一層の社会貢献を目指す企業としての活動が期待されます。
会社概要
株式会社キミカは、日本唯一の海藻由来多糖類「アルギン酸」の製造・販売会社で、国内市場において90%以上のシェアを誇ります。食品や医薬品の分野でも高い品質が求められる中、キミカの製品は世界的に評価されています。私たちは環境保護と産業の健全な発展を両立させる取り組みを通じて、未来の世代に美しい海と豊かな資源を引き継いでいくことを使命としています。
詳細については、
キミカのウェブサイトをご覧ください。
お問い合わせ
株式会社キミカ営業開発部倉根
電話: 03-3548-1941
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