新たな試みがもたらす安全性と環境保護
加賀産業株式会社が2024年9月24日、卵殻を利用したカーボンニュートラル型の防災用折りたたみヘルメット『オサメット・エッグ』を発売します。名古屋市昭和区に本社を構える同社は、近年の環境問題を意識し、製品の新しい方向性を打ち出しました。これに伴い、ヘルメットの製造過程におけるCO2の排出量を削減する取り組みが行われています。
開発の背景
従来型のヘルメットは多くの場合、合成樹脂で作られ、製造や廃棄時において多量のCO2が放出されていました。加賀産業はこの課題に直面し、カーボンニュートラルを目指すために、リサイクル材料の使用を提唱しました。その結果、バイオマス素材の卵殻を活用した開発が進められ、環境への配慮と安全を両立させる製品が誕生しました。
特徴と安全性
「オサメット・エッグ」は、卵殻を20%使用することで、CO2の排出量を20%削減しています。具体的には、0.37kgのCO2削減が実現され、人間が9時間で吐き出すCO2排出量に匹敵する数値です。このような取り組みは、環境保護への大きな一歩となっています。
さらに『オサメット・エッグ』は、A4用紙サイズに折り畳むことができ、厚さもわずか4.5cmと非常にコンパクトです。安全性に関しても、厚生労働省の労働安全衛生法規格試験に合格しており、飛来・落下物から身を守るための信頼性があります。緊急時には、僅か5秒で装着可能なため、すばやく使えるのも大きな魅力です。
商品概要と購入案内
『オサメット・エッグ』の発売日は2024年9月24日で、希望小売価格は4,950円(税込)です。サイズは折り畳み時が約縦281mm×横210mm×厚さ45mm、組立時が約縦281mm×横210mm×厚さ132mmとなっています。カラーはライトピンクで、卵殻の色合いを意識したデザインが特徴です。
商品は、公式ウェブサイトから購入が可能で、さらなる情報や購入の検討については
こちらからのアクセスが推奨されています。
会社情報
加賀産業株式会社は、1973年に設立され、航空宇宙機器用の製品・部品の製造や安全保護帽の製造・販売など、幅広い事業を展開しています。代表取締役の溝口治氏のもと、持続可能な社会の実現に向け、これからも様々な取り組みを進めていく予定です。詳細は
公式サイトを確認してみてください。
『オサメット・エッグ』の登場により、安全面と環境への配慮が両立した新しいヘルメットの選択肢が提供されることを期待しています。