みずほ銀行、TRUSTDOCKの導入で口座開設業務が革命的に変化
みずほ銀行は、顧客の利便性を向上させるため、TRUSTDOCKのeKYCソリューションを導入しました。この新サービスにより、口座開設プロセスが大幅に簡素化され、多くの顧客から歓迎の声を寄せられています。
【背景と導入動機】
みずほフィナンシャルグループでは、2023年5月に新たな企業理念を打ち出しました。この理念の下、「日本で最も利用されるリテール金融機関」を目指し、特に口座開設時の顧客負担を軽減するニーズが高まっていました。
決済ビジネス推進部の執行役員部長である浅野康之氏によると、従来の口座開設手続きでは、必ず顔写真を撮影する必要があり、顧客から多くの不満が寄せられていたといいます。更に、写真の確認作業にかかるオペレーションの負担や、不正利用に対する懸念も存在しました。
そうした状況を踏まえ、TRUSTDOCKとの提携によって、顧客の負担を軽減しつつ、業務の効率化を図ることが求められていたのです。
【TRUSTDOCK導入のメリット】
TRUSTDOCKを選定した理由は、“カスタマイズ性の高さ”と“24時間対応のBPO体制”にあったと浅野氏は説明します。実際に、TRUSTDOCKが提供する公的個人認証サービスを利用することで、口座開設時の手続きが著しく簡便化されました。
新たに導入された「Web口座開設」サービスでは、マイナンバーカードをスマホにタッチすることで、本人確認を迅速に行える仕組みが整っています。これにより、口座開設時のステップが大幅に削減され、最大で当日中に手続きが完了できる可能性も出てきました。
【導入効果の実績】
2024年9月11日にリリースされた本サービスは、既に導入効果を実感しており、顧客の手続き負担の軽減を実現しています。具体的には、口座開設にかかる日数がこれまでの4営業日から最短当日へと短縮され、事務処理を担当する人員も約半分に減少したと報告されています。これにより、行員の業務負担も軽減され、顧客サービス向上につながっています。
また、従来必要だった本人確認書類の比較業務が不要となり、ICチップ読み取りによる安全性も向上しました。浅野氏は、この新システムによって不正利用が困難になるため、安心してサービスを提供できると自信を見せます。
【今後の展望】
みずほ銀行は今後、より多くの顧客に公的個人認証サービスを利用してもらうべく、キャンペーンを展開し、その利用促進を図る予定です。TRUSTDOCKによるeKYCソリューションは、今後業界全体へ広がる可能性が高まっています。
このように、TRUSTDOCKとのパートナーシップにより、みずほ銀行は口座開設業務を大きく変革し、顧客にとってさらに使いやすい金融機関を目指して進化しています。今後の活躍に大いに期待が寄せられています。
TRUSTDOCKは、本人確認のプロフェッショナルとして多くの企業のKYC業務を支援しており、今後も新たなソリューションを提供し続けることでしょう。本人確認業務に関連する悩みがあれば、ぜひTRUSTDOCKに相談してみてください。特にeKYCソリューションの導入を考えている企業向けには、導入検討のためのチェックリストも用意されていますので、ぜひ役立ててみてください。