移住を支援する新たな空き家バンク「家いちば空き家バンク」
家いちば株式会社が、2024年7月31日に新しい空き家バンクサービス「家いちば空き家バンク」をリリースしました。このサービスは、移住を検討している方々の住まい探しをサポートし、地域活性化を目指しています。従来の市町村運営の空き家バンクとは異なり、1,000件以上の物件情報を直に売主から得ることができ、移住先のリアルな情報も併せて提供されるのが特徴です。
従来の空き家バンクの課題
全国の約1,200の自治体が取り組む空き家バンクは、地域経済の活性化を図る一環として運用されています。しかし、約50%の自治体は実務的な部分で民間の不動産業者との連携に依存しており、行政側が主体となっているだけでは不十分です。そのため、実際の物件の流通は旧来の不動産システムに基づいて行われ、移住者の不安が解消されにくい状況が続いていました。
家いちばの新しい試み
家いちばが導入した「セルフセル方式」は、売主が自ら物件情報を掲載し、購入希望者が直接問い合わせを行うという新たなマッチングの手法です。この方法は、取引相手の顔が見える安心感の提供や、「自分の言葉で伝えられる」コミュニケーションの促進、さらには思い切った条件交渉が可能になる点が強みです。
これまでに、この仕組みにより900件以上の売買が成立しており、皆さんの移住希望を叶える実績を上げています。
移住者のニーズに応える豊富な物件
移住を希望する人々は、物件探しが大きな課題です。特に地方への移住を考える際には、物件不足に悩まされ、さらには新しい生活に関する情報が不足し、不安を抱えつつ物件探しをするケースもあります。
家いちばの空き家バンクでは、エリアやカテゴリを絞り込んで検索できる機能があり、古民家や離島、農家など、移住に人気の物件が幅広く揃っています。また、コンテンツも充実しており、移住に関する参考情報も豊富に提供されています。
売主と直接コミュニケーション
このプラットフォームの一つの特徴は、売主と購入者が直接やり取りできる点です。これにより、移住先のリアルな生活についての情報を、売主から直接伺うことができるため、不安の軽減に繋がります。従来の方法では得られなかった、具体的な暮らしのイメージを持つことが可能になります。
家いちばでの実績と今後の展望
家いちばが開設されたのは2015年10月。これまでに、57,000件を超える商談が行われ、52,000人のユーザーが登録しています。さらに、形式的な取引ではなく、心の通った住まい探しを求める方々を応援する考えのもと、今後も地域に根ざしたサービスを展開していく予定です。
まとめ
家いちば空き家バンクは、移住を志す方々に新たな住まいを提供すると同時に、地域の活性化にも貢献する重要な役割を果たします。移住を考えている方は、ぜひこのサービスを利用して、理想の物件を見つけてみてはいかがでしょうか?