休職・復職制度に関する実態調査の重要性
株式会社スリーエーコンサルティングは、全国の中小企業を対象に休職・復職制度の実態調査を行いました。この調査は、546社の総務・労務・法務・人事担当者を対象に、企業内の休職および復職に関する制度や状況を把握することを目的としています。調査結果は、企業が直面する大きな課題とその解決策を提示しています。
調査のサマリー
調査から得られた結果の概要を以下に示します。
- - 企業の約62.7%が休職・復職制度の整備が不十分であることを示しています。
- - 教育や研修の実施が不十分な企業が多く見受けられ、企業内での情報共有や理解が不足しているとあらためて確認できました。
- - 現場での判断基準の曖昧さが、重大な課題として浮上しています。
休職制度の現状
調査において、メンタル不調や傷病に対する「休職制度」が整備されていると答えた企業はわずか31.8%に過ぎず、未整備と「分からない」が両方合わせると50.9%に達しました。これは、企業における休職制度の整備状況が十分でないことを如実に物語っています。
さらに、休職制度が不明瞭であるため、従業員がどの時点で休職すべきか、その後どのように復職すべきかの判断がつかないケースが多く見受けられました。これにより、実際には休職を必要とする従業員が、制度が整備されていないために手続きを踏むことができず、結果的に離職に繋がることも考えられます。
判断基準の曖昧さ
休職や復職に関する判断の難しさは、調査によると特に以下の3点が挙げられました。
1.
復職可否の判断基準の曖昧さ - この問題が最も多かったのは13.1%の回答で、明確な基準がないが故に、状況に応じた適切な対応が困難になります。
2.
職場への配慮が難しい - 休職から復職へと戻る際の環境整備が不十分であるため、職場環境においての配慮を要する場面での対応が難しいという問題が12.5%ありました。
3.
休職を始める際の判断が困難 - 11.1%がこの問題に直面していると答え、特に精神的な要因を抱える従業員にとって、適切な判断を行うことは尚更困難な状況です。
教育・研修の不足
休職制度と復職支援を効果的に運営するために必要な教育や研修は、なんと76%の企業で実施されていないという衝撃の結果が出ました。これにより、管理職や上司が正しい判断を行うための情報や知識が欠如しているという現実が浮き彫りになりました。
調査結果では、企業が休職・復職に関する取り組みを進める必要性が強調されており、制度整備と運用ルールの明確化、教育体制の充実が急務であることが示されています。
まとめ
他の企業の事例と比較し、どのように自社の休職・復職制度を改善していくべきかを考えていくことが重要です。正しい運用がなければ、従業員のメンタルヘルスを守ることは難しく、全体の業務運営にも影響が出るでしょう。今後、スリーエーコンサルティングでは、さらなる詳細な調査結果と共に、具体的なアプローチ方法を提示し、企業の健全な運営支援を行っていく所存です。ぜひ、詳細な調査資料をダウンロードし、各企業の今後の方針に役立てていただければ幸いです。