エレクトリック・シープ、エンゲージメント改善に向けた資金調達
株式会社エレクトリック・シープ(東京都港区、代表取締役:紀平拓男)は、生成系AIを活用したSaaS製品を展開しており、近ごろXTech Venturesおよびエンジェル投資家から約2億円の資金を調達しました。この資金を用いて、第一弾のプロダクトであるSlack翻訳アプリ「TellYa」をリリースしました。
外国人従業員の増加とコミュニケーションの重要性
近年、労働力不足が深刻になっており、企業は外国人従業員を活用する必要性が高まっています。特にIT企業ではエンジニアの需要が急増しており、新しい視点やアイデアを取り入れながら業務効率改善が求められています。しかし、言語の壁は依然として大きな障害であり、プロジェクトの進行やチームの協力が難しくなる場合もあります。
TellYaによるコミュニケーションの円滑化
このような課題を解決すべく開発されたアプリ「TellYa」は、Slack内でリアルタイムにメッセージを翻訳します。これにより、従業員は言語の障壁を気にすることなく効果的にコミュニケーションを図ることができます。具体的には、発言をボットが読み取り、翻訳結果を元発言に添付またはポストする形で提供します。これにより、会話の流れが途切れず、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
今後の展開
調達した資金は主にTellYaのマーケティングや販売活動に注力する他、新プロダクトの開発および人材採用にも活用されます。また、大規模言語モデル(LLM)の調査にも力を入れ、エンゲージメントに関する課題解決を目指した製品開発を行う予定です。
代表プロフィールとビジョン
代表取締役の紀平拓男氏は、シリアル・アントレプレナーとして数々の事業を手がけた実績を持っており、過去にはDeNAやスマートニュースに会社を売却した経験もあります。紀平氏は、AI技術を活用し従業員の創造性を高め、企業全体の生産性を向上させることを目標にしています。
「AIの力でコミュニケーションを活性化し、人の価値を高めることで、社員が持つ創造性を引き出していきたい」との抱負を語っています。また、現在、事業開発やプロダクトデザインのポジションで新しい仲間を求めています。
結び
エレクトリック・シープは、AI技術を使って社員のエンゲージメントを向上させる新たな挑戦を続けております。今後の展開に注目が集まっており、特にTellYaの活用がどのように企業文化を変えていくのか、その影響を期待したいところです。興味のある方は、ぜひ彼らの製品サイトや採用ページをチェックしてみてください。製品サイトは
TellYa公式 です。