株式会社ビィ・フォアードは、東京都港区に本社を置く越境ECを運営する企業で、特に女性が活躍できる社会の実現に向けた努力が評価されています。2016年度から2023年度の7年間で、同社の女性社員数は38名から114名に増加し、その割合は21.5%から40.9%に達しました。これは、企業の成長だけでなく、より多様な人材が活躍する環境を築くための重要なステップです。
このような変化は、当社が内外で取り組む女性のキャリア形成支援や働き方改革の一環として実現したものです。勤務環境の整備として、柔軟な勤務時間や在宅勤務の制度を充実させ、社員が仕事と生活の両立を図るための施策を展開しています。特に2022年度には初めて女性社員の比率が40%を超え、2023年度にはさらに増加。ここで注目すべきは、女性社員が産休・育休から復職する際の100%の復職率です。これは企業にとっても、女性にとっても大きな成果です。
ビィ・フォアードは、女性が結婚や出産、育児、介護のライフイベントを経験した後でも、仕事を続けやすい環境を提供することの重要性を認識しています。これまでの職場ではこれらの理由でキャリアを諦める女性が多かったため、男女間で平等な機会を提供し、どのような状況でも挑戦を続けられる職場を提供することに注力しています。そのため、男性社員にも育児休暇を積極的に取得してもらう制度を導入するなど、男女を問わず支え合える環境作りを進めています。
さらに、ダイバーシティー&インクルージョンを推進する取り組みは、女性だけでなく多国籍なスタッフがそれぞれの個性を持ち寄り活躍できる土台を築いています。実際、社内には30種類以上の国籍の社員が在籍し、国を超えたコミュニケーションが豊かに行われています。こうした環境は、個々の才能を最大限に引き出す効果をもたらしており、全ての社員がアイデアを活かして貢献できる機会を享受しています。
2025年度に向けた新卒採用でも、国籍や性別を問わない応募を受け付け、さらに多様性のある職場作りを進めていくことを表明しています。このようにして、ビィ・フォアードは企業の根本的な価値である「多様性を受容する文化」を強化し、今後の成長に繋げていく方針です。
最後に、ビィ・フォアードが目指すのは、誰もが満足し、かつ力を発揮できる職場。女性が自身のキャリアを形成できる環境を提供しながら、同時に各国の多様な文化も尊重し続けることが今後の課題です。この取り組みが成功することで、社員全員が共に成長し、社会全体に良い影響を与えることが期待されます。