カーボンリサイクルファンドの活動とイベント
一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)は、循環炭素社会の実現に向けた取り組みを強化しています。会員数は200以上に達し、産官学の連携を通じてカーボンリサイクルを育成する新たな成長産業を目指し、地方創生や国際連携にも貢献しています。近年、彼らは多くのイベントを開催・出展し、カーボンリサイクルに関する情報を広めています。
9月の活動
カーボンリサイクル大学第4期 開校
9月11日、カーボンリサイクル大学の第4期が開校しました。このプログラムでは、異業種間の連携を重視し、参加者が課題解決型の思考を育むことに力を入れています。今年は、エネルギー企業や建設業、商社など多様な業種から受講生が集まり、自らの手で道を切り開く力を養うことを目指しています。初回のオリエンテーションでは、カーボンリサイクルに関する実証試験設備の見学を行い、実際の取り組みを体感しました。
2024年度研究助成成果報告会
9月19日には、昨年度の研究テーマを対象にした成果報告会が開催されました。研究者たちは自身の成果を発表し、ポスターセッションでは来場者との質疑応答も行われました。この機会を通じて、参加者がより大規模なプロジェクトに進むことが期待されています。
10月の活動
CCUS World 後援・講演・出展
10月2日から4日まで、幕張メッセで行われた『SMART ENERGY WEEK【秋】』内のCCUS WORLDにて、CRFは後援及び講演を行い、カーボンリサイクルの重要性や会員の活動事例を発信しました。多くの来場者との中で、CRFの活動概要や成果を直接伝える貴重な機会となりました。
第6回カーボンリサイクル産学官国際会議
10月11日には、経済産業省主催の東京GXウィークの一環として、国際会議にも参加しました。ここでは、カーボンニュートラル達成に向けたメッセージが発信され、国内外の参加者に向けてCRFの取り組みを広く紹介しました。ポスターセッションでは参加者同士の活発な議論が展開され、カーボンリサイクルの最新技術が共有されました。
カーボンリサイクルサロンの開催
10月16日には、CRFの会員向けにカーボンリサイクルサロンが開催されました。このイベントでは、早稲田大学の有村教授が欧州の脱炭素政策について講演し、参加者同士のネットワーキングの時間も設けられました。
葉山・海浜ブルーカーボンシンポジウム
さらに、10月17日には葉山町で開催されたブルーカーボンシンポジウムを共催しました。藻場保全に関する事例が共有され、専門家による最新動向についての講演やパネルディスカッションが行われました。これにより、参加者は知識を深め、さらなる意見交換がなされ有意義な時間を過ごしました。
CRFのビジョンと今後の展望
これらの活動を通じて、CRFはカーボンリサイクルに関連する技術や知識を広め、「循環炭素社会」の構築に寄与しています。今後も、より多くのイベント、研究助成、政策提言を通じてイノベーションを生み出し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていく予定です。興味をお持ちの方は、ぜひCRFへのお問い合わせをご検討ください。
<参考情報>
連絡先:一般社団法人カーボンリサイクルファンド
TEL:03-6432-0011
E-mail:info【at】carbon-recycling-fund.jp