株式会社中央エンジニアリングが新たに構造ソフト『HyperX』を日本で販売開始

株式会社中央エンジニアリングが新たに『HyperX』の販売を開始

株式会社中央エンジニアリングは、アメリカのCollier Aerospace社が開発した構造ストレスサイジングソフトウェア『HyperX』の日本での代理店販売を2025年1月1日より開始することを発表しました。この契約は、エンジニアリング分野でのさらなる技術革新を促進することが期待されています。

『HyperX』の魅力と機能

『HyperX』は、従来の金属や複合材の強度計算手法を革新したソフトウェアであり、NASAラングレー研究所での研究成果を活かしています。このソフトウェアは、有限要素法（FEM）を基盤にした解析機能を持ち、エンジニアが瞬時に構造の強度を計算し、サイジングを行えることが特長です。

主な機能には以下のものがあります。

- 材料強度と座屈強度の計算
- 変形量、ねじれ角、固有振動数の解析
- 複合材料の積層構成や繊維配向を考慮した最適化

これにより、設計者は従来の手法に比べ格段に短時間で最適な寸法を求めることができるため、設計プロセスにかかる時間とコストの大幅な削減が可能です。特に、航空機やロケットの構造強度解析においてその効果は顕著です。

多様な用途

『HyperX』は構造強度解析だけでなく、他の工業製品の設計においても活用可能です。特に、各種要求に応じて最軽量寸法の設計を行えるため、さまざまな業界での利用が見込まれています。加えて、サイジング結果を使用して製造性を考慮したトレードスタディも行うことができるため、実践的な製品設計にも寄与します。

また、一般的な解析ツールやCADソフトウェアとの互換性があるため、多様な設計環境でもスムーズに導入できる点も大きな魅力です。

株式会社中央エンジニアリングの強み

創業以来、株式会社中央エンジニアリングは、航空宇宙、自動車、産業機械など幅広い分野で技術的なサービスを提供し続けてきました。設計開発から解析、製作までを一貫してサポートする彼らの強みは、長年にわたり蓄積してきた豊富な経験に基づいています。

同社は、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供することを使命にしており、『HyperX』の販売開始により、さらに大きな価値を顧客にもたらすことが期待されています。