フランスのチーズ「コンテ」を広める挑戦
コンテチーズは、その深い風味と多様なアレンジで、多くのチーズ好きに愛されている存在です。フランスの東部、ジュラ山脈を原産とし、1000年以上の歴史を持つこの熟成ハードチーズは、ナッツのような香ばしさと柑橘系のフルーティーさが特徴的です。特に日本のチーズ愛好者の間での人気は高まっており、コンテチーズ生産者協会(CIGC)は、日本におけるその普及と啓蒙活動を推進しています。
プロモーターの役割
今年、CIGCは日本のチーズプロフェッショナル協会(CPA)と協力し、コンテの魅力を伝えるための取り組みを行いました。その中で選ばれた「ベスト5コンテ・プロモーター」は、プロモーション活動を通じてコンテチーズの素晴らしさを広めています。これには、各地でのテイスティングや料理教室、セミナーなどが含まれ、合計42件のプロモーションが実施されました。
選ばれた5人のプロモーター
以下に、選ばれたプロモーターをご紹介します。
1.
磯部 作喜子:名古屋で料理教室を運営し、テイスティングと料理セミナーを行い、参加者にコンテの魅力を伝えています。
2.
石井 裕美:水戸の地元カフェやワインショップにて、テイスティングセミナーを開催し、参加者にコンテの風味を体験してもらっています。
3.
加藤 千明:金沢の料理教室、ワインバー、ショールームで料理教室を開き、コンテを用いた料理の楽しさを広めています。
4.
平山 陽子:千葉でサロンを運営し、コンテを使ったカッティングやプラトー作りのレッスンを行い、実際の食卓での利用法を教えています。
5.
渡辺 真理子:インスタグラムを通じて約30日間にわたりコンテを使った料理を紹介し、さらに勤務先のデパートでフェアを展開しています。
これらのプロモーターには、コンテの2種類(モンブランとエメンタール)と同郷のジュラワインが贈呈されました。彼らの熱心な活動により、コンテチーズの普及が一層進んでいくことでしょう。
コンテチーズの魅力
コンテチーズの最大の特徴は、何といってもその豊富な風味です。一口食べると、ナッツの香ばしさが広がり、続いて柑橘系のフルーティーさが感じられます。また、最大で約70,257トンもの生産量を誇り、フランス国内でトップクラスの人気を博しています。コンテは、そのままでも、料理に使用しても大変美味しく、フランスでは朝食はもちろん、おやつやさまざまな料理の伴侶として支持されています。こうした背景から、日本でもコンテチーズは人気が高まっているのです。
今後もコンテチーズ生産者協会は、さまざまな活動を通じて、より多くの日本の人々にコンテの美味しさを知ってもらうための工夫を続けていきます。その一環として、今後もさらに多くのイベントやセミナーが開催される予定です。コンテチーズ一つ一つが持つ魅力を体験することで、皆さんもその虜になることでしょう。