脱炭素都市づくりを推進する優れた事例が決定！表彰式は来年１月に開催

脱炭素都市づくり大賞が表彰する未来の都市

日本が直面する温暖化問題は、全国各地の都市が鍵を握ると言われています。具体的には、都市活動が世界の温室効果ガス排出の約70％、エネルギーの需要量の60％以上を占めているのです。この背景を受けて、国土交通省は2030年度までに46％削減、さらに2050年にはネットゼロを目指す取り組みを進めています。その中で、脱炭素型のまちづくりを具体的に推進するための「脱炭素都市づくり大賞」が創設されました。

大賞の意義と目的

脱炭素都市づくり大賞は、2030年度ネットゼロを目指す脱炭素における優れた都市開発事業を表彰する制度として、令和5年度にスタートしました。この賞は、優れた取り組みを徹底的に評価し、いかに脱炭素型の都市づくりを促進するかという観点から設けられています。その成果は、将来的な都市の模範となる可能性を秘めています。

受賞対象の評価基準

特に、国土交通大臣賞は緑地創設やエネルギー効率の向上、さらには交通の脱炭素化といった具体的な取り組みが優れたものを評価します。環境大臣賞も同様に、脱炭素、資源循環、そしてネイチャーポジティブに注力した事業をピックアップします。それぞれの賞は、今後のまちづくりにおいて重要なインセンティブとなるでしょう。

受賞事業の発表

先日、令和7年12月16日に発表された受賞事業には、一体どのような取り組みが選ばれたのか。その結果、特に注目を集めているのが以下の2つの受賞プロジェクトです。

- 国土交通大臣賞: TAKANAWA GATEWAY CITY （東日本旅客鉄道株式会社など）
- 環境大臣賞: 温故創新の森 NOVARE （清水建設株式会社）

また、特別賞には「糸プロジェクト」（株式会社アドバンテック）や「PPAによる広野町マイクログリッド構築事業」（スマートソーラー株式会社）など、小規模都市のチャレンジモデルが選ばれました。これらは全国的にも注目されるしっかりとした手法が示されています。

表彰式の詳細

表彰式は、来年の令和8年1月15日、東京都の時事通信ホールにて開催される予定です。国土交通大臣や環境大臣、審査委員長をはじめとする多くの関係者が出席し、受賞者たちの功績を称えます。取材に関心があるメディア関係者には、事前に取材登録の必要があり、2024年1月8日が申し込みの締め切りです。興味がある方は忘れずに確認しておきましょう。