アデランスが支える外見ケアの新たな展開
株式会社アデランスは、7月10日から12日の間、東京都新宿区で開催される「第33回日本乳癌学会学術総会」に出展します。この学会では、医療関係者が集まり、乳がんに関する最新の知識や技術を共有し、患者支援のための取り組みを深めることが目的となっています。
ハイブリッド形式の学会開催
今回の学会はハイブリッド形式で行われ、一部のセッションを除き、現地参加とWEB参加が可能です。「アジアと欧米の違い Bridging across the Pacific」というテーマのもと、世界各国の乳がん患者に役立つプログラムが用意されています。参加者の数は約6,000名を見込んでおり、医療従事者たちが集結する重要なイベントです。
アデランスのウィッグと外見ケア
アデランスは、乳がん治療を受けている方々を含む外見の変化に苦しむ方々への具体的な支援を行っています。医療用ウィッグや外見ケア商品を手掛けており、ブースでは「TEAM Rafra(チーム・ラフラ)」の医療用ウィッグや、頭皮用ローション「HairRepro MEDIα(へアリプロ メディアルファ)」、脱毛時用帽子などを展示し、来場者にその取り組みを詳しく紹介する予定です。
日本乳癌学会の紹介
日本乳癌学会は、乳腺疾患に関する診断や治療を行う専門家が集まる団体であり、約9,800名の会員が所属しています。専門医の育成や、重要な調査研究を行い、乳がん治療の質向上に寄与しています。アデランスの参画により、外見ケアの重要性が再確認され、患者支援の新しい扉が開かれることでしょう。
医療用ウィッグのJIS規格化
アデランスは、医療用ウィッグのJIS規格化に向けて積極的に取り組んできました。2013年、医療用ウィッグのJIS原案作成委員会が発足し、当社の社員がその活動に参加しています。その結果、2015年にJIS規格が制定され、現在では日本毛髪工業協同組合に認められたウィッグには「医療用ウィッグ」としてのマークが付与されています。これにより、患者様は安心して商品を選ぶことができます。
病院内ヘアサロンの展開
アデランスは、2002年から病院内にヘアサロンを開設し、現在は国内に35店舗を展開しています。このヘアサロンでは、抗がん剤の影響で脱毛に悩む方への相談からウィッグの提供、アフターケア、さらにはメイクやネイルサービスまで、多岐にわたる支援を行っています。患者さんやご家族、病院職員も利用できるこのサロンは、医療現場での外見ケアにおいて重要な役割を果たしています。
まとめ
アデランスは、乳がん患者の外見ケアに特化し、医療用ウィッグやヘアサロンサービスを通じてサポートを提供しています。日本乳癌学会への出展を通じて、さらなる認知度向上と新たな連携の構築を目指しています。このような取り組みを通じて、外見に悩む多くの方々に寄り添い、支え合う社会が築かれることを期待しています。